日産 NISSAN GT-R 「GT-Rはニッポンの宝物」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山田 弘樹
山田 弘樹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
2
走行性能
3
乗り心地
4
積載性
3
燃費
1
価格
4

GT-Rはニッポンの宝物

2021.9.27

年式
2007年12月〜モデル
総評
速く走ることだけを追い求めることが許された、最後の世代のスポーツカー。次期型があるならば、新たな価値観が求められるだろう。
満足している点
現行モデルとなって、日常領域における快適性を獲得し、スーパースポーツという側面だけでなくロードゴーイングカーとしても使えるようになった。またこの先ずっと乗り続けても色あせない価値を持つまでになった。
不満な点
ハイパフォーマンスカーだからこそ、オンオフの切り替えができれば理想的。よって次期型にはプロパイロット2.0などの運転支援技術が導入されることを望む。
デザイン

2

セダンベースのボディを速く走らせるためのデザインは、機能重視で美しさとは無縁。それがひとつのキャラクターとなっているのはご存じの通り。
走行性能

3

サーキットではアンダーステア基調のハンドリングだが、これが一般公道では高い安定性につながっている。ノーマルモデルで550PS、NISMOになれば600PSにもなるパワーを、がっしりとしたボディとアテーサE-TSの4WD制御で受け止める走りは、いまなお古さを感じさせない。
乗り心地

4

最新モデルになってその乗り味は一気に洗練された。最もハイパフォーマンスなNISMOが、その高いスタビリティをベースに最も上質な乗り味を得ているのも面白いところ。
積載性

3

カタログにはゴルフバックが2つ積めるとの文言あり。奥行きがないことやトランクリッドの形状のせいで、大きな荷物を積みやすいかと言えばそうではないが、深さは意外にある。例えば彼女と2人のちょっとした旅行なら問題のない容量。サーキットに行くなら後席まで使えば必要装備一式も十分積めるだろう。
燃費

1

8.7km/Lという燃費はJC08モードの測定値であり、実際は当然これを下回る。現代の恐竜といえる大食らいなエンジンだが、VR38DETTの鼓動は魅力的である。
価格

4

伝説の「GT-R」というネームを受け継ぎ、そのストイックさをきちんと維持していること。その上で最新型は日常での乗りやすさを獲得した。
山田 弘樹
山田 弘樹
自動車ジャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。この経験を活かし現在執筆活動中。愛車は86年式のAE86と95年式の911カレラ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
日産 NISSAN GT-R 新型・現行モデル

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