2003年9月
■2003年9月
三菱を代表する軽自動車、ミニカは1998年10月の発売。デビュー以来これで9世代目となるモデルだ。軽自動車の新規格化にともないフルモデルチェンジされたもので、全長や全幅が拡大されたほか、衝突安全ボディの採用など安全性が向上されている。「気軽に使えるベーシックセダン」をコンセプトとし、通勤や買い物に気軽に使えて経済性と実用性を重視したクルマである。全高を高めに設定するとともに、リヤゲートをほぼ直角にカットしたスタイルとすることで、ゆとりある居住空間を実現している。広いガラスエリアによるヨーロピアンテイスト溢れるスタイルも特徴的だ。インテリアは大きく見やすいメーターパネルの採用や、すぐ手の届く位置に集中レイアウトされた各種スイッチ類など、使いやすさを重視している。リヤシートは5:5分割可倒式。エンジンは全車3気筒SOHC12バルブリーンバーン。組み合わされるトランスミッションは5速MT、4速AT、3速ATがグレードに応じ用意されている。駆動方式はFFと4WD。安全面ではデュアルSRSエアバッグ、プリテンショナー&フォースリミッター機構付フロントシートベルト、セーフティ機構付パワーウィンドウなどが全車標準装備となる。2003年9月には一部改良を実施。グレード体系の見直しを図り、全車「超-低排出ガス」認定を取得。AT/4WD車を除く全グレードをグリーン税制対応とした。