ロータス ヨーロッパ 「メーカーの妥協とCEOの諦めと技術主任の意地と」のユーザーレビュー

メーカーの妥協とCEOの諦めと技術主任の意地と

2022.4.6

総評

日本という国においては残念ながら駄作。そうとしか言えない。
しかし、『ヨーロッパS』という車自体は僕の中では絶対に100点になれない99.99点の車。

かつてロータスの創業者であり天才メカニックでもあったコーリン・チャップマンの元、ヨーロッパTCの開発を担当したマイク・キンバリーとロジャー・ベッカーが数十年の時を経て作ったビジネスクラスGT(グランツーリズモ)。それが『ヨーロッパS』です。
そして「ヨーロッパ」の名を受け継いだ車が数十年の時を経て、サーキットというフィールドをポルシェやフェラーリと言った名だたるスーパースポーツと対等に競い合っていた事実を知るものはあまりにも少ない。
『ヨーロッパS』と言う車を「総合して評価」するならば、私と同じくそれらを知ってから行うべきでしょう。

満足している点

突然走行不能になったり、エンジンが明らかに不調とか乗れなくなるような不具合は起こってない。
ちゃんと部品を交換してメンテナンスしてあげれば、サーキットでも元気に走り回る姿を見せてくれます。
そこまで持っていくのに幾ら掛かってんだって話ですけどね。
他の人にオススメ出来る訳が無い。
ただ僕自身はこの車とこの車の後ろにある物を見てしまったのだから、満足と言うよりは期待するしかない、と言ったところ。

詳細は↓
https://note.com/lotus_europas

不満な点

全部
パワー無い
曲がらない
止まらない
部品無い
メーカーサポート終了済み(2017年とか)
ディーラーは情報持ってないし、ノウハウも無い
無い無い尽くしの盛り合わせ
そこに『無』があります、を現実で体感出来る。
これから72時間ヨーロッパSのオーナーにさせる、が戦術として成り立つ。無限月読じゃ無いと再現できないけど。
『無い』けど目の前に確かに存在する、哀れな車のオーナーで居続ける事が出来るか。

デザイン

3

屋根開かないから雨の日でも安心。(˙◁˙)

顔がロータスとしては大人しい。
なので写真だけで見ると、全体的にちっこい事もあって凄く大人しい印象を受ける。
尚実物は一目で見て明らかに普通の車じゃ無い、と思わせます。

実はエヴォーラ、エヴァイア、エミーラと同じくデザイナーによる作品。

走行性能

1

パワーが欲しい。

エキシージはおろか、S3エリーゼ(2ZR)にすらパワー負けしてるのは2Lターボとしてはあまりにも貧弱が過ぎる…
280とは言わないまでも、せめて350馬力は欲しかった。

そうすればフェラーリとも対等でやり合える車になります。

乗り心地

1

終わってる。

快適なGTみたいな考えで買おうとか、もしくは買った人はまず己の不幸を呪うが良い。
逆にロータスの足回りとか、スポーツ走行性を期待して買った人も己の不幸を(ry

総じてクソ。
多分ヨーロッパSオーナー(だった人も含め)は全員ビルシュタイン(純正サス)に怨みを持ってる。持ってなかったらそいつはオーナーじゃ無い。ただ持ってただけの能無しだ。
街乗りではバンプの度にドライバーをロデオにさせ、高速道路ではハンドルのコントロールを積極的にネガティブに奪ってくる。アイハブコントロール位言え。
サーキットだとろくにトラクションも掛けず、ロールは大きく取ることで、常にドライバーに運転とは危険と隣り合わせ膝合わせなんだと教えてくれる。

サスペンションを変えてから本番。
お金が無かったらブッシュをPowerFlexにするだけでも良いです。純正のままよりかは遥かにマシ。
アライメントもキャンバー角をつけてあげれば上等です。もっと言えばキャスター角を3°つければ文句無しです。
『サーキットの狼』が現代に蘇ります。

積載性

3

エリーゼ・エキシージよりは積める。

ロータスに積載性求めて何すんの?助手席空いてるでしょ?
空いてない?まさかこの車に他人様の命を預ける気ですか?
うわぁ…(絶句)

サスペンションとか足回り変えてから助手席を助手席として使用してください。

燃費

3

サーキットで4-6km。
街乗りで10-12km。
高速道路を左端の車線を走って14-16kmほど。

RE71RSを履いて、東京ー大阪間を走り東京では色々と首都高とか街中とか走って燃費は12kmほどでした。
悪くは無いでしょ?

価格

1

高い
こんな糞車に400〜とか払う価値は無い。

LXだったらあるかも…

故障経験