たとえば車に興味も知識もなければ、街にある車の名前、隣の家の車の名前、乗り合わせた個人タクシーの名前も気にもとめない。

Question

しかし、興味が出てきて知識も増えてくれば、俄然車名を気にしたり、目に飛び込むようになります。


こうした現象をあらわす表現を教えてください

Answer 1

このような現象は、認知心理学では「選択的注意 (selective attention)」といいます。

人間が払える「注意」の対象には限界があるため、我々は周りにある様々な情報を一律に処理していません。自分にとって重要と思われる情報を選択し、そこに焦点を当てて「注意」を払っているのです。裏返して言うと、重要と思われない情報は、ほとんど（まったく）注意を払われることなく無意識にスルーされます。

車に興味のない者が運転中にランボルギーニとすれ違っても、気付かないか、あるいは「なんかカッコいい車だなあ」くらいにしか思わないのに対し、スポーツカーマニアであれば「おっ、ディアブロじゃん」と目で追っかけてしまう、そのような現象は、このセレクティブ・アテンションのひとつです。

Answer 2

「カクテルパーティー効果」でしょうか？

Answer 3

「学習能力」じゃないかな？