ホンダNSX（ボディカラー）について質問です。 NA2のtype S専用色イモラオレンジパールについて、名前の由来をご存知方がおられましたら、ご回答をよろしくお願いします。

Answer 1

イタリアにあるイモラサーキット。
鈴鹿サーキットは
ドライバーに腕試しを求めてくるテクニカルサーキットだと言われていますが

イモラは超高速サーキット。
エンジンサーキットと呼ばれるうちの１つ。
かつてF1ではまさに、
ホンダの強力なエンジンパワーの見せ所でした。

そしてセナが命を落とした、
ホンダにとっては悲しい歴史になっているサーキットでもあります。

初代NSXは
たったの280馬力でしたが
オールアルミボディにより圧倒的なハンドリングマシンに仕上げていました。
と同時に、人を中心においたコンセプトは
エアコンがキンキンに効いて
クラッチも硬くなくパワステでハンドル操作も容易で
まるでファミリーカーのように運転できて誰でも速く走れる車でしたが
後になって発売されたフェラーリがNSX真似をしたコンセプトになっていたほどです。

そんな初代NSXをセナは鈴鹿サーキットで試走していて
無言で乗り込み、コーナーでスキール音をたてながらレーシングスピードで走り攻めまくって
数周してピットへ戻って放った一言が
Comfortable.でした。
快適だね、って言ったわけです。
まさにホンダの技術者が狙ったNSXのコンセプトそのものであり
セナは一瞬でそれを見抜いたわけです。

NA2。もうそこにセナはいない。
乗せてあげることはできないが
せめてカラーのネーミングを冠することによって
ホンダは彼をNA2に乗せてあげたいと思ったのではないでしょうか。

セナの命が眠るイモラサーキットのネーミングで。

あくまで個人的な感想です。