アストンマーティン ラピード 「静かなオーラを纏う、V12の咆哮に酔いしれる!」のユーザーレビュー

apple_2400 apple_2400さん

アストンマーティン ラピード

グレード:ラピード_LHD(AT_5.9) 2010年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
5
乗り心地
5
燃費
-
デザイン
5
積載性
5
価格
-

静かなオーラを纏う、V12の咆哮に酔いしれる!

2022.5.18

総評
不満な点を差し引いても ★★★★★
4ドア=快適な4人乗りではなく、後部座席はよほど気をつけていても、知らず知らず内装・外装にキズが付く覚悟と、運転席と助手席が後部座席に気を使って、シートを前寄りにすれば小一時間は乗れるというのが、このクルマの正直な居住性です。
ラグジュアリーカーなので、二人でゆっくりが最高の乗り方と思います。
ラピードSの方が、8速であり馬力や内装ディテールのこだわりで上ですが、ラピードの方が伝統的なアストンフェイスで、ボンドカーのDBSとDB9の面影を感じる事ができます。

<エンンジ>
6.0L V12エンジンは、フォード製V6×2機をコスワースで組み上げたもので、同時期のVirage、DB9、Vanquish、DBS、One-77、Zagato(組み上げは異なる場合あり)にも採用され、チューンこそ違えど、エンジンの情報を汎用的に入手可能であり、非常に完成度と信頼性の高いエンジンです。アストンマーティンの重厚なエグゾーストは、このアイコニックなV12エンジンがあってこそ!
整備記録を見ると、エンジンルーム内の高温に起因した、センサー故障は多いようです。

<ミッション>
トルコン式でスタートと加速は非常に滑らかです。
オートマ時に、シフトチェンジのタイミングを気にかけてみると、やはり8速のラピードSに分があると容易に推測できますが、シフトチェンジのタイミングが、そこまで気にかかるような出来ではないので、十分満足しています。

<外観・購入動機>
目立ち過ぎない外観に、重厚でジェントルなV12サウンドを響かせる、静かなオーラを纏ったようなクルマです。
アストンマーティン社のフィロソフィーに共感し、このクルマに見合った自分になりたい!とオーナーになる事を決意しました!
満足している点
<内外装>
周りに溶け込む外装色と、内装(総革シート、天井)の良さ。センターコンソールパネルとサイドドアのマホガニーウッドパネルのバランスがシックで絶妙。

<V12サウンド>
オートマ(D)から、パドルシフトを使うと、セミオートマになり、シフトアップ(SPORTモードではない)していくと...
4速3,500回転を過ぎたところで、バルブが開き、乾いたフォァ〜ン♪という、レーシーで心地よいエグゾーストは、まさに、サウンドオブミュージック!
羊を被った狼が、目覚めて走り出すV12サウンドにシビレます!
同時期のV12積載モデルの、イグニッション時の排気音を、youtubeで確認しても一番好みです。

<オーディオスピーカー>
バング&オルフセンの出力は、何と1000W!高音質のミニシアター級のスピーカーを備え、エグゾースト以外にも、ジャズ、クラシック、ブリティッシュ、ミュージカルミュージック等も存分に楽しめます。
不満な点
<コールドスタート>
個体差もあると思いますが、このラピードは、コールドスタート時、排気音に破裂音が混ざったような、エグゾーストを響かせてくれます。個人的には好きなのですが... 車庫の反響効果もあり、早朝・深夜の出庫時は、重量シャターを締め切って、エンジンスタートしないと、ご近所迷惑なると気が引けます。

<オーディオ関係>
ちょっと古いオーディオ入力と操作性。
USB接続でなんとか... → その後、AUXにBluetoothレシーバーを接続(USBで供給)し無事解決。整備手帳参照。

<パドルシフト>
サーキットやワインディングを、攻めるようなクルマではないのですが、パドルシフトが固定式なのが残念です。

<内装>
センターコンソールトップパネルのマホガニーウッドパネルのヒビ割れ。前オーナーさんの保管状況が悔やまれる。

<乗降とシート空間>
乗り降りは、車体フレームが厚く、慣れるのにコツが必要です。
運転座席は165cmの私の場合、幾らかシートポジションが前寄りになりますが、後部座席を利用するにしても、小一時間程度のドライブが限度です。
助手席のシートポジションを目一杯後ろにして、175cmの方がちょうど。この場合、後部座席はかなり窮屈になり、乗車は諦めざるを得ません。

前方座席を適度に前に出し、後部座席に座る場合、シート自体への収まりは良いのですが、それよりも後部ドアの間口が狭く、出入りがどうしても「くぐり口」のような感じが否めません。後部座席の天井は、185cm以上の方だと厳しいと思います。
4人乗りであるが、2人乗りでゆっくり旅行、ゴルフバック2本の積んで(下記、積載性参照)一泊二日がちょうど良い感じです。
デザイン

5

2012年製RAPIDE。同時期のVirage、DB9、DBSの全ての面影が残り、良いとこ取りのようなデザイン。マフラー突き出しは、ボディのラインに沿うように斜めに切られ、斜め方向からテールを見るとマフラーが横長に見えます。外観造形が世界も最も美しいと言われる、4ドアクーペであることに間違いなし。
内外装色、オプション装備の全てが、新車オーダーする場合と同じだったこともあり、現車確認で即決しました。
走行性能

5

オートマ(D)では、普段乗りできる程、乗りやすく(大きい車幅1929mm・車長5019mmには気を使う)、巨体に似合わず、よく曲がります。

6.0L V12エンジン 477馬力のパワーは、アウトバーン等の高速走行が適しています。国内の高速でも持て余します。
パドルシフトで、4速3,500回転付近でバルブが開き、V12の咆哮にシビレます。バルブが開き、もうすこし少し踏み込んでエグゾーストを楽しむには、直線距離で1.2kmは必要です。

とある販売店のyoutubeで、アストンマーティンのブレーキは、効きが悪いとか言っておられますが、それはブレーキパッド・ローターの消耗か、フルードの劣化等による、整備不良としか思えません。現に、納車されたラピードは、2.4tもの巨体ですが、制動性能が悪いとかは一切なく、逆に効きが良く、慣れるまでもう少しかかりそうです。
純正ブレーキパッドは、前輪のブレーキダストがかなり出ます。後輪は、ディーラーで納車時に新品純正品で納車されていますが、ダストは多くはありません。
乗り心地

5

<足>
ノーマルでは、ほどほど硬さ(ダンパースイッチで硬くすることも可)です。

<静粛性>
ガラスが2枚構造で、社内の静粛性は高く、声のトーンを上げる事なく普通に会話ができます。
ホイールハウス等からの、風切り音もありません。
<振動>
ハンドビルトのため、微細なキシミがあるのは承知の上ですが、今のところ気に障るような振動はありません。
積載性

5

4ドアではあるものの二人乗りで、ゴルフバック2台、一泊二日の手荷物と手持ちバック+お土産スペースがあって、ちょうど良い感じです。

9インチ(胴は9.5インチ)のゴルフバックに、45.25インチのドライバーを入れても、1台であれば、荷室に後部座席のヘッドレストを倒すことなく、トランクルームのセパレータを倒して斜めに収納できます。
後部座席片側のヘッドレストを、前に倒すことでバックを2台積めます。スタンドバックならギリギリ3台。ヘッドレストのレザーや後部座席コンソールを傷つけないために、ウエットスーツ生地のシートカバーをヘッドレストから荷室側に向けて敷いています。
燃費

-

未確認。
価格

-

ディーラー担当者曰く、車両保険契約が必須。
万一、事故でボンネット交換になった場合、300万とのことでした。車両保険契約済み。
また、納車時の内外装コーティング(有償)で納車されたのですが、外装に付着した汚れ落ちが非常に良く驚いています。
故障経験

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