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“特別なEクラス”として開発されたオールテレインに試乗

Sクラスとの間を埋める“特別なEクラス”として開発

ハンドリングは、直4のE220dは比較的俊敏で、V6を積むE350dは若干ゆったりとした印象だが、どちらもステアリング操作に対する車体の反応に遅れを感じる事はない。スポーティネスではノーマルのステーションワゴンに分があるが、それを補って余りある上質感が魅力である。加速力は、E220dは必要十分という印象だが、E350dなら斜度のきつい上り坂でも大トルクによる豪快な加速が味わえる。どちらも乗り味に全く不満はないが、このクルマのキャラクターには、より静粛性も高いV6の方が合っているように感じた。

そのルックスに違わず、オフロード性能の高さもEクラス オールテレインのセールスポイントである。ダイナミック・セレクトでオールテレイン・モードを選択すると、車速が35km/h以下で車高がさらに35mm上がり、156mmのロードクリアランスを実現する。さらに低速域におけるアクセル操作に対するレスポンスが高められ、本格的なSUVに迫る悪路走破性を発揮するのだ。

「走りもデザインも、Eクラスの最上級バージョンとすることを目指しました。つまりEクラスとSクラスの間を埋めるような存在です。SUV風のエクステリア・デザインが目を引きますが、上質なインテリアも満足して頂けるはずです。“特別なEクラス”として、走りと快適性、仕立ての良さにこだわりました」。開発を指揮したフバート・シュナイダー氏は、自信に溢れた顔でこう語った。まさにその言葉通りのモデルに仕上がっていると言っていい。季節を問わずに使える万能なリゾート・エクスプレスとして、これほど相応しいクルマはなかなか無いだろう。

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