ルーミーの乗り心地と評価はどうか。OEM車のタンクも視野に入れて検討しよう【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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トヨタ ルーミーは、広い室内空間や高い安全性能が特徴のコンパクトカーです。人気車種である「ヤリス」や「カローラ」と肩を並べるほどの登録台数を誇る車のため、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ルーミーの基本情報や気になる乗り心地、口コミでの評価を徹底調査します。また、ルーミーと同時に発売した兄弟車「タンク」との比較や中古車情報も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
トヨタ ルーミーは、2016年にリリースしたハイトールタイプのコンパクトカーです。小回りが利くため運転しやすく利便性が高いことが特徴で、広い室内空間でのんびり過ごせる快適性も両立しています。
ここでは、ルーミーの基本情報と魅力、構造や装備品による乗り心地の良さについて見てみましょう。
ルーミーの現行モデルグレードは「カスタムG-T」「カスタムG」「G-T」「G」「X」の5種類です。
カスタムG-TとG-Tはインタークーラー付ターボエンジンを搭載し、高速道路でもストレスを感じない加速性能を実現しています。一方で、カスタムG、G、XにはNAエンジンを搭載し、優れた燃費性能と上り坂における加速や追い越し性能の両立を実現しました。
各グレードの駆動方式やエンジン、燃費は下記のとおりです。
ルーミーは、快適性の高い室内空間が大きな魅力でもあります。室内サイズは全長2,180mm×全幅1,480mm×全高1,355mmで、コンパクトカーながら乗車定員5人が余裕を持ってゆったり座れる広さを誇ります。
低床スライドドアが採用されているため、小さなお子さまやご年配の方でも楽に乗降が可能です。前後の乗員間距離は最大で1,105mm確保されており、後席も広々とした空間が実現されています。また、低床フラットフロアであるため、頭上にも解放感が得らる点も魅力です。
車の乗り心地には、タイヤやボディ・サスペンションの剛性も関係します。
ルーミーに標準装備されている14インチ・15インチのタイヤは、55%~65%の高扁平タイヤが採用されており、路面からの衝撃を十分に和らげることができます。
また、ボディやサスペンションの高剛性化で、ステアリング操作に対する素早い反応と車体姿勢の安定性は、ストレスのない快適な運転と乗り心地を実現しました。
ルーミーは、車の各所に吸遮音材を使用していることも特徴です。音の経路の遮断や侵入を抑制し、高速道路走行中でも快適に会話を楽しめる静粛性を実現しています。
背の高いボディは安定性が失われやすいですが、ワイドスタンスを実現していることで安定感のある走行が可能です。高速走行時のコーナリングや車線変更においても少ない姿勢変化で済むため、無駄のないステアリング操作でストレスの少ない、快適な乗り心地が実現されています。
ルーミーには、デザインや乗り心地が似ている「タンク」という車があります。タンクはルーミーと同時期にトヨタが発売した車で、ルーミーの兄弟車です。ここでは、ルーミーとタンクの関係と異なる点について紹介します。
ルーミーは、トヨタのコンパクトトールワゴンとして2022年11月時点でも販売中の車です。2021年の乗用車登録台数ランキングでは、1月~12月までの統計で2位にランクインするほど高い人気を誇ります。
ルーミーが誕生したのは2016年11月で、ミニバンをコンパクトカーに凝縮したトール2BOXとしてタンクと同時に発売しました。
どちらのモデルも、広い室内空間と余裕の走りを組み合わせた「1LD-CAR」をコンセプトとしています。子育て世帯はもちろん、幅広いお客さまの日常に合うように作られた新しいタイプのコンパクトカーです。
ルーミーとタンクは、ダイハツ「トール」のOEM供給車です。スバルの「ジャスティ」もトールのOEM車であるため、コンパクトカーとしては史上初の4兄弟となりました。その後、ルーミーは2020年9月にマイナーチェンジを行っています。同時にタンクはルーミーと一本化して販売を終了したため、現行は3兄弟車となりました。
当時は、全国のトヨタ店とトヨタカローラ店向けにルーミー、トヨペット店とネッツ店向けにタンクを発売されていました。現在は全販売店全車種併売化により、トヨタの販売店であればどこでもルーミーを購入することが可能です。
ルーミーとタンクはOEM供給車であるため、車体サイズや重量、エンジンや燃費などは同じものです。トヨタでは、トールの標準モデルをタンク、カスタムモデルをルーミーとして販売しました。
唯一異なる点はエクステリアデザインです。ルーミーは大型のフロントグリルで重厚感を出し、高級感のある仕上がりになっています。タンクは、台形状のフロントバンパーグリルを採用し、アグレッシブでスポーティーなデザインが特徴です。
他にも、上級グレードのLEDヘッドライトのデザインやテールランプのカバー色など、細かい装飾部分での違いもあります。
当時の販売チャネル分けとエクステリアデザインが、ルーミーとタンクの違いです。
ルーミーとタンクは性能やグレードに変わりはありませんが、年式やモデル、個人の感じ方によっても乗り心地や評価は異なります。ここでは、carview!に寄せられた実際のユーザーレビューを参考に、乗り心地をチェックしてみましょう。
乗り心地の他に、デザインや走行性能、燃費などの評価も紹介します。
ルーミーの2016年式のモデルは、ミニバンをコンパクトカーに凝縮した仕様に注目が集まり、室内の広さやスライドドアの便利さが特に好評です。
レビューでも『スライドドアが便利』や『見た目のわりに中が広く感じる。荷物もたくさん積める』などの声がありました。
乗り心地に関しては『足回りが少し硬く感じる』という声もありますが、『ちょうどいい乗り心地です。固すぎず、柔らかすぎない、よくできていると思います』という評価もあり、感じ方によって賛否両論ありました。
デザインや走行性能、燃費に関しては『積載量、パワー、燃費に不満はなく、オールマイティーに活躍してくれます』という声や、『モデリスタのエアロがかっこいい。内装はゴツゴツした感じがかっこいい』などの声もあり、比較的評価は高いようです。
タンクもルーミーと同じく室内空間の広さが高く評価されています。
『とにかくこの車は車内のだだっ広さが肝。コンパクトで車内が広い車を探すならかなり良いかもしれない』というレビューもあり、その広さは軽とミニバンを合わせたちょうど良いサイズ感です。
乗り心地に関しては『コーナーでのフニャフニャ感とかギシギシ感は無くて、思ったより静かだし、とても乗りやすい』という高評価もあれば、『少し硬めの乗り心地です』『突き上げがいなせるようにもう少し良くして欲しい。タイヤの外径が小さい』という意見もありました。
デザインや走行性能、燃費に関しては『ターボなので、燃費が思ったより厳しい。2人以上の乗車や高速道路では少し苦しい馬力』という声もあります。
ルーミーとタンクは基本性能や乗り心地は同じです。しかし、タンクはすでに生産終了モデルのため、購入は中古車のみとなります。
ルーミーはコンパクトトールワゴンの中でもトップクラスの人気車種です。マイナーチェンジを行い安全装備も強化しているため、タンクより性能はアップしています。
ここでは、現行ルーミーの新車価格と中古車相場、生産終了したタンクの新車価格と中古車相場を解説します。
2022年11月現在も発売が継続しているルーミーは、人気が高い車種であるために中古車市場でも多くの車両が出回っています。マイナーチェンジで安全性能の向上や快適性がアップしているため、相場は少し上がりますが、新車価格よりお得に購入できるでしょう。
ルーミーの新車価格帯と中古車相場は以下のとおりです。
(2022年11月時点での情報です)
タンクは2020年9月に生産終了しているため、購入は中古車のみとなります。2020年9月時点での新車価格帯は約150~205万円で、現行ルーミーよりも少し安い価格帯です。中古車相場で見ても、ルーミーより少し安く購入できるでしょう。
タンクの新車価格帯と中古車相場は以下のとおりです。
(2022年11月時点での情報です)
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