現行ゴルフGTI最後の特別仕様車TCRは、レースレプリカ風ながら、走りは熟成されたGTIの完成形
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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1976年に登場した「フォルクスワーゲン ゴルフ GTI」の印象は私にとってインパクトのあるものだった。
パワープラントはボッシュのKジェトロニック(機械式燃料噴射装置)を装備する4気筒1.6Lエンジンで、最高出力110psを発生、わずか810kgのボディを最高速度182km/hまで引っ張る。
ゴルフボールを模したシフトノブ、グリルの赤いライン、リアウィンドウ周りのブラックテーピング、チェックのスポーツシート、そしてメッシュのBBSアロイホイールなどが、私を含む当時のヤングドライバーにとって憧れのアイコンとなったのである。
特にGTI、すなわちGrand Turismo Injection(グランド ツーリズモ インジェクション)というモデル名を聞いただけで、なぜか胸がときめいたのである。それはどこまでも続く欧州大陸を駆け抜けるという夢を叶えてくれる初めての車だった。GTIは当初5000台、一代限りの生産予定であったが、人気は高まるばかりで、最終的にはシリーズ化され7世代、43年間で230万台に達している。
そして8世代目のゴルフが間も無く登場するタイミングで、7代目ゴルフ GTIをベースにしたスペシャルモデルがリリースされた。
「ゴルフ GTI TCR」と名付けられたこのGTIの最終バージョンは、VWがここ数年来参戦しているFIAのワールドツーリングカーカップ(WTCR)にちなんだものである。このレースには「ホンダ シビック タイプR TCR」「ヒュンダイ i30 N TCR」「アウディ RS 3 LMS」など多くのブランドが参戦している。筆者は昨年末マカオで開催された最終戦を取材したが、その人気は高く、サーキットは満席であった。
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