カスタマースポーツプログラムの拡大に向け、メルセデスAMGが開発中のGT4レースカーを公開

メルセデス-AMGは12月3日、レースシーズン終了のタイミングに合わせ、カスタマーチームとドライバーに向け、新たに「メルセデス-AMG GT4レースカー」を公開した。

こちらはすでに発表されているメルセデス-AMG GT Rをベースに、GT4カテゴリーのレギュレーションに合わせたモディファイを施したレーシングカーだ。マシンの詳細は発表されていないものの、GT Rと同じ最高出力585psを発生する4L V8ツインターボを搭載するものと思われる。ボディワークもGT Rとの違いはボンネットのエアダクトと大型のリアウイングぐらいだ。

メルセデス-AMGのチェアマンであるトビアス・ムアース氏は、「メルセデスGT4マシンの開発は、メルセデス-AMGのモータースポーツプログラムの継続的な発展にとって重要な一歩です。 AMG GT3とGT4レースカーの関心の高まりに関する当社のカスタマースポーツチームからの優れたフィードバックは、私たちの意思決定を強化しました。私たちは、将来的にアマチュアとプロのドライバーと、チームに対処することを喜んでいます」とコメント。

ちなみにGT4カテゴリーは、FIA（国際自動車連盟） GTレースの最下位クラスにあたるレースシリーズで、車両規定もオリジナルのエンジンを搭載しなければならないなどかなり厳正。全マシンは最低1名のアマチュアドライバーがドライブする必要があり、アマチュアを定義する要件も非常に具体的かつ明確となっている。このGT4カテゴリーには、アストンマーティン、ポルシェ、マクラーレン、BMWなどが車両を用意している。