フォルクスワーゲンは今月12日よりドイツで開催されるフランクフルトモーターショーに、現在開発を進めている次世代EVのコンセプトカーを出展すると明らかにした。
このEVコンセプトカーは、同社が今年4月の上海モーターショーで披露した「I.D.CROZZ」の進化版にあたるもの。I.D.CROZZは、クーペとSUVを融合したボディに航続距離500kmを実現したパワーユニットを搭載していた。今回のコンセプトカーは、より市販車に近いデザインを採用しているという。
エクステリアは、ボンネットとフロントフェンダーを一体感あるデザインとし、かたまり感を演出。ルーフはブラックにペイントし、スポーティさを追求した。
小型化したリチウムイオン電池の採用によりデザイン自由度が増したインテリアは、最新SUVにふさわしいコンテンポラリーなデザインを追求したという。
フォルクスワーゲンは、ブランド改革の一環として、ラインアップの電動化を強力に推し進めることと、SUVラインアップを強化することを同時に表明している。フランクフルトモーターショーで公開される新しいコンセプトカーは、そのビジョンの具現化に向けた試みのひとつといえそうだ。
画像は、コンセプトカーのデザインスケッチ
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