マイナーチェンジ版Sクラスが発表された上海モーターショーでは、同時に新しくなったAMGモデルの「S63 4MATIC+」と「S65」も初披露された。
注目はエンジン。従来5.5リッターV8ツインターボを搭載していたS63 4MATIC+には、新設計の4.0リッター V8ツインターボが与えられた。排気量は小さくなっているが、最高出力は450 kW(612 hp)と、従来の5.5リッターエンジンより20 kW(27 hp)もパワーアップしている。最大トルクは900Nm。これに最新世代の9Gトロニック(9速AT)が組み合わされ、トルクスプリットタイプの4WDシステム「AMG Performance 4MATIC」を介して4輪にパワーを伝達する。0-100 km/h加速は3.5秒。しかもこの新型V8ツインターボには気筒休止システムを搭載し、燃費性能は8.9L/100 km(11.2km/L)を達成する。
一方、6.0リッターV12ツインターボを搭載する「S65」も健在だ。最高出力は463 kW(630 hp)、最大トルクは1000Nmとケタ違い。7速ATを介してリアタイヤを駆動する古典的なスポーツサルーンとなっている。燃費性能は11.9L/100 km(8.4km/L)、0-100 km/L加速は4.3秒とS63 4MATIC+に敵わないのは駆動方式によるものだろう。ただしS65には、15 km/h~180 km / hの速度において車体を内側に傾けることで異次元の旋回性を実現する「マジックボディコントロールサスペンション」が搭載されている。
重量級ボディを安心して走らせるためにブレーキシステムのグレードアップもされている。いずれもフロントには6ピストンのアルミ製キャリパーを装備。ブレーキローター系は390×36mmと大きく、厚く、容量に余裕があるものが採用された。さらにオプションとしてセラミックローターも用意されている。こちらのサイズは420×40mm。重量が20%も軽量になっているというのも見逃せない。
新型Sクラスに採用されたマルチビーム LEDヘッドランプとジェットウィングを装備した最新のフロントマスクはAMGらしいアレンジを受け、標準車のSクラスに対してエモーショナルなルックスを獲得している。
なお新型AMG S63には右ハンドル仕様も用意されるが、駆動方式はFRになるということだ。
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