ホンダの海外向け高級車専門ブランド アキュラは、米ミシガン州で開催中のデトロイトモーターショーで12日、新しいデザインコンセプト「アキュラ プレシジョン コンセプト」を初披露した。
このコンセプトカーは、カリフォルニアにあるアキュラ デザイン スタジオが、アキュラのブランドDNA“Precision Crafted Performance”(精巧に作り込まれた性能、といった意)をアピールする狙いで製作したもの。アキュラのゼネラルマネージャー、ジョン・イケダ氏は「このブランドDNAをすべてのプロダクトや、顧客とのつながりに適用する」と述べている。
コンセプトカーのエクステリアは、“ダイヤモンド ペンタゴングリル”と呼ばれる新デザインのフロントグリルや、宝石の輝きをイメージさせるLEDヘッドライト、ロー&ワイドなプロポーションなどを特徴とする。
インテリアは、先進的でかつ直感的に操作できるコクピット空間の実現のため、見やすいように表面をカーブさせた大型センターディスプレーや、操作性にこだわったタッチパッドなどを採用。クルマと人のシームレスな関係の構築を図る。
アキュラによれば、“Precision Crafted Performance”の哲学は、今後のアキュラ車、特にセダンモデルに適用されるという。ちなみに内外装は次期NSXの開発にも携わったデザイナーが手掛けたとのこと。コンセプトのモチーフは将来のセダンモデルに生かされることになりそうだ。
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