一般道走行の何倍もの負荷がかかるのは間違いない
サーキットを全開で走れば、一般道とは比較にならない負荷がかかるので、ある程度クルマを傷めるのは間違いない。
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有名なニュルブルクリンクなどは、一周(20.832km)の全開走行で、一般道の2000~3000kmに相当するストレスがクルマにかかると言われ、80年代から90年代のヤワなクルマがここを走ると、10周もしないうちに、ボディのスポット溶接部が剥がれ出すとまで言われていた……。
流石にニュルは極端な例としても、雑誌CARトップでおなじみの筑波サーキットなどでも、ド・ノーマルで連続走行するのはかなり苦しい。最初に音を上げるのは、大抵ブレーキ。コーナー進入時のフルブレーキによって、熱が蓄積し、フェード現象を起こして、踏んでも止まらなくなってくる。
つぎに水温・油温の上昇。普段は、一般道はもちろんのこと、高速道路でも、アクセル全開・フルスロットル状態が長続きすることはないはずだ。ところがサーキットでは、加速時、各ギヤともレッドゾーンまで引っ張るので、全開・全負荷・高回転の連続となる。その結果、水温、油温は上昇し、エンジンにも大きな負担がかかってくる。
駆動系も、ミッション、デフの油温も高くなり、車種によってはクラッチも強化タイプが必要になってくる。もっとも消費するのはタイヤ! 一般道だけなら、車検2回分、2年間3万kmぐらいは持つタイヤが、サーキットでの走行会では、4回(日)ぐらいで摩耗しきってしまう(もちろん、乗り方や走行量、コースによっても大きく変わる)。
その他、サーキット走行を繰り返せば、ホイールなどにもクラックが入ったり、変形してきたり(レースの世界では、ホイール=消耗品というのは常識)、ダンパーの寿命も必然的に短くなる。なによりボディの剛性も落ちてくる……。
しかし、それらの犠牲を払っても、サーキット走行に魅力があるのは確か。とくにスポーツカーユーザーなら、やはり愛車をサーキットに持ち込んで、その性能を思う存分味わいたいところ。
最近のスポーツモデルはメーカーがある程度考慮しているのでダメージは少ない
最近のスポーツカーに限っていえば、メーカー側もサーキット走行をある程度考慮して設計しているので、ハードな連続走行さえしなければ、ダメージはそれほど意識しなくても大丈夫。
とりあえず、ブレーキパッドだけは耐フェード性に余裕があるスポーツタイプに交換し、タイヤとオイルの残量をチェックし、オイルとブレーキフルードの鮮度がよければ、そこそこのサーキット走行は楽しめるはず。
あとは、走行中に水温(油温)が上がり過ぎないようにチェックし(水温は95度ぐらいまで)、熱くなってきたら、クーリングラップを入れればOK。できれば、ラジエターだけでも大容量タイプに交換しておくと安心だ。
また、ブレーキパッドやタイヤの減りも進むので、サーキットで使い切らずに、帰宅する分だけは残しておくことも忘れずに……(できれば、パッドとオイルぐらいは、予備を持っていくようにしよう)。サーキットを走ったあとの、オイル交換やその他の点検、メンテも欠かせないが、これらを怠らなければ、大きなトラブルを起こす心配はないだろう。
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