スズキは2016年10月27日、2016年9月度の四輪車生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。
9月の生産に関しては、国内生産は6万8287台で前年同月比94.7%。これは国内向けが減少したことによるもので、19カ月連続の減少となった。
これに対し海外生産は、インド、タイ、ハンガリーなどが増加したことにより、前年同月比114.5%の20万2221台。この海外の好調によって世界生産も前年同月比で108.7%となり、いずれも2カ月連続の増加となっている。
一方4~9月の販売台数を合計した2016年度累計で見てみると、国内生産が40万5612台で2期連続減となっている反面、海外生産はここでもインドやハンガリーの好調があったため、106万4815台で5期連続増。ただし世界生産147万427台は前年同月比で98.7%となり、2期連続の減少となった。
国内販売に目を向けると、軽四輪車はワゴンRやアルト等の減少が響く形で、前年同月比94.8%の4万7962台。これは21カ月連続の減少となっている。登録車は同132.4%の9,845台で13カ月連続で増加しているものの、合計すると99.2%とわずかな減少となっている。
この傾向は2016年度累計にも表れていて、軽四輪車の不調と登録車の好調、そしてトータルでは若干の減少という数字になっている。
輸出に関しては9月実績が前年同月比205.6%と、新型イグニスの輸出開始に伴い3カ月ぶりの増加となっているが、2016年度累計は中南米、アフリカ向け等が減少したことから97.5%とやや減少。6期連続減となっている。
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