EVやPHVは明確に航続距離可能距離が減る
今や当たり前となったハイブリッドカー、普及しつつある電気自動車、ハイブリッドカーと電気自動車の中間的な存在であるプラグインハイブリッドと、クルマは電動化がドンドン進んでいる。
そうなると気になるのはこれらのクルマが積む駆動用バッテリーの劣化と、劣化による燃費や航続距離の低下だろう。
その点に関して結論から書くと「劣化はするけど、劣化による問題はジャンルによる」となる。ではその劣化の仕方、劣化による具体的な問題を見ていこう。
●ハイブリッドカー
バッテリーは劣化するが、問題となるようなことはほとんどない。というのはハイブリッドカーの場合、バッテリーの容量の3割から4割しか使っていないことが多いからだ(100%あるうちの40%から70%の範囲を使っているといった具合)。
そのため経年劣化という要因はあるものの、アメリカ仕様のトヨタプリウスのバッテリーの保証が日本仕様と同じバッテリーを使って8年16万kmであるのも考慮すると、10年10万kmはまず問題ないと考えられる。なお、先代プリウスであれば万一バッテリーを交換することになっても費用は15万円程度と意外に高くない。
●電気自動車
電気自動車のバッテリーは明確に劣化する。たとえば日産リーフの場合1年あたりで1.5%。走行1万kmあたり1%劣化すると言われており、5年5万km走ったリーフであればバッテリー残量は87.5%で、航続距離もその分減ってしまうことになる。
このことは、電気自動車はバッテリーに貯めた電気でしか走れないだけに当然不安要素ではある。しかし「主に近距離での移動をために電気自動車を買った人であればそれほど問題にならない」、「タイヤ交換の際に、ドンドン技術が進むエコタイヤを選べばバッテリーの劣化により減った航続距離をいくらかは取り戻せる可能性もある」とも考えられる。
●プラグインハイブリッド
プラグインハイブリッドのバッテリーの劣化はハイブリッドカーと電気自動車は中間といったところで、劣化すればEV走行距離の低下が考えられる。
しかしプラグインハイブリッドはバッテリーが減った後はハイブリッドカーとして走れるので、さほど大きな問題にはならないだろう。
(文:永田恵一)
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