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走行中に車体が変化するメルセデスの走行映像

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メルセデス・ベンツは今年9月にフランクフルト・モーターショーで披露した「コンセプトIAA(インテリジェント・エアロダイナミック・オートモービル)」の野外での走行映像を公開した。

コンセプトIAAは、Cd値:0.19という驚異的な空力性能を実現した4ドアクーペのコンセプトカー。今回の映像では、クローズドコースを実際に走らせることで、コンセプトカーが研究所内で完結するクルマではないことを示した。

コンセプトIAAの優れた空力性能を実現するヒミツのひとつが、走行中に車体の形状を変化させる機構だ。時速80km/hに達するか任意によるボタン操作で車体後部が最大390mm延長する機構を取り入れている。またこのほかにもフロントのフラップを変化させて整流を行う装置などを採用している。

ボディサイズは標準状態で全長5040mm×全幅1995mm×全高1305mmで、“エアロダイナミックモード”では、全長が5430mmに拡大する。

パワートレインはガソリンエンジン採用のプラグインハイブリッドシステムを搭載し、システム全体で最高出力270hpを生み出し、最高速度は250km/hに達するという。

気になるのは車体を変化させたときの燃費向上効果だが、標準状態(デザインモード)ではEV走行可能距離は62kmでCO2排出量は31g/kmなのが、“エアロダイナミックモード”ではEV走行可能距離が66km、CO2排出量は28g/kmにまで向上するという。

映像では、走行中に車体が変化する様子が見られる。

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