■ホンダの超コンパクトなFF2シータースポーツカー「CR-X」が大人気
2024年5月2日、アメリカのカーオークションサイト「Cars & bids」において、1990年製のホンダ「CR-X」が1万4500ドル(約223万円)で落札されました。
約35年前のクラシックモデルが新車当時以上の価格で取引されていますが、どのような個体なのでしょうか。
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アメリカのオークショニアであるCars & bidsでは、日本をはじめヨーロッパや米国などの様々なモデルを扱うオークションが開催されています。
今回落札されたCR-Xは、1983年に登場した2ドアクーペです。
小型ハッチバック「シビック」のパワートレインなどをベースにつくられたFFライトウェイトスポーツカーで、後部をスパッと切り取ったスポーティなスタイリングとなっています。
今回米国で落札されたのはその2代目モデルで、1990年式「CR-X Si」の個体です。
2代目CR-Xは1987年に登場し、初代の個性的なスタイリングイメージを継承しつつ空力性能を大幅に向上させ、後部には後方視界を確保するためのエクストラウインドウが追加したのが大きな特徴です。
日本のみならず海外市場でも人気を博し、今回落札された個体も左ハンドルの米国仕様でした。
ボディサイズは全長3755mm×全幅1675mm×全高1270mm、ホイールベース2300mm、車両重量910kg(日本仕様/サンルーフ装着車)と、非常にコンパクトかつ軽量なのも魅力でした。
4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションを採用し、極めてロー&ワイドにセットされたパッケージングと共に、クイックなハンドリングも魅力となっています。
なかでもSi(国内仕様)は、最高出力130ps、最大トルク14.7kg-mを発揮する1.6リッター直列4気筒「ZC」型DOHCエンジンを搭載したスポーツモデルでしたが、米国では同じSiを名乗りながら、独自の1.6リッター「D16A6」型SOHC16バルブエンジンを搭載し、5速MTと組み合わせていました。
また日本仕様では、後部に極めて小さな座席「ワンマイルシート」を備える2+2(4人乗り)仕様でしたが、米国仕様は前席のみの2シーターとなっており、後部は荷物置き場となっています。
落札車のボディカラーは鮮烈な赤で、電動アウタースライドサンルーフが備わっています。
走行距離はおよそ11万4900マイル(約18万4900キロ)と年式相応ですが、車両の状態は極めて良好なようで、内装も目立った汚れやほつれなどは見られないようです。
記録書類によると、新車以来米国の南部と西部の州で所有されていたといいます。
またHKS製エキゾーストシステムに加え、足回りにはH&R製スプリングとKYB製ショックアブソーバーなどの社外パーツも装着されています。
※ ※ ※
このCR-X Siは48件の入札のうえ、最終的に1万4500ドルで落札されました。
ちなみに1990年当時、CR-X Siの日本国内での販売価格は133万円(東京地区/消費税抜き)でした。
非常に状態の良い個体だったとはいえ、35年近く経った今も新車以上の高い人気を誇っていることがわかります。
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みんなのコメント
とはいえ80年代中古車は値が上がりましたね。
あんなに沢山あった車はどこに行ったんだろ?