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ランボルギーニ チェンテナリオは、創業者フェルッチオの生誕100周年を記念したモデル【スーパーカークロニクル/072】

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ランボルギーニ チェンテナリオは、創業者フェルッチオの生誕100周年を記念したモデル【スーパーカークロニクル/072】

1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、ランボルギーニ チェンテナリオだ。

ランボルギーニ チェンテナリオ(LAMBORGHINI CENTENARIO:2016)
ランボルギーニは2016年のジュネーブ モーターショーで、スペシャルモデルをワールドプレミアさせた。その名は「チェンテナリオ(Centenario)」。車名はイタリア語で100周年(英語のセンティニアル)を意味する。つまり、ランボルギーニ社の創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年を記念したモデルだ。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

フラッグシップであるアヴェンタドールをベースに、当時の先進技術を先行導入している。カウンタックから継承されている、ランボルギーニのフラッグシップのアイデンティティでもあるウエッジシェイプのスタイリングはもちろん踏襲されているが、それをさらに進化させたものとなった。2013年に発表されたヴェネーノほどの尖ったデザインではないが、フロントグリルからアンダースポイラーの造形や、大型の垂直フィンを6個も備えたディフューザー形状のリアエンドなど、ただものではないスタイリングだ。

カーボンファイバー製のモノコックはアヴェンタドール譲りだが、ボディの外板からインテリアの各部に至るまでカーボンファイバーを多用しており、車重は1520kgに抑えられている。リアエンドにはリトラクタブル式の速度感応型可変スポイラーが備わり、ホイールのスポークには放熱効果を高めるカーボンファイバー製のフィンも装着されていた。

パワーユニットは、のちに登場するアヴェンタドール SVJ(イオタ)にも搭載されたもの。つまり、V型12気筒 DOHCの排気量は6498ccのままだが、最高出力は770psに引き上げられ、パワー/ウエイト レシオは1.97kg/psを誇る。公称のパフォーマンスは、最高速350km/h、0→100km/h加速2.8秒、0→300km/h加速23.5秒だ。

7速AMTのトランスミッションや4WDのシステムもアヴェンタドールから踏襲されているが、ランボルギーニとしては初めて4WS(4輪操舵)を採用したのも話題になった。後輪が低速時には前輪と逆位相に転舵して最小回転半径を削減し、高速時には同位相に転舵して安定性を向上させる。40台のみの限定で、車両価格は175万ユーロ(当時のレートで約2億1700万円)とされていた。

ランボルギーニ チェンテナリオ 主要諸元


●全長×全幅×全高:4924×2062×1143mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1520kg
●エンジン種類:60度V12 DOHC
●総排気量:6498cc
●最高出力:770ps/8500rpm
●最大トルク:700Nm/5500rpm
●燃料:無鉛プレミアム
●トランスミッション:7速AMT
●駆動方式:リア縦置きミッドシップ4WD
●タイヤサイズ:前255/30R20、後355/25R21

[ アルバム : ランボルギーニ チェンテナリオ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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