■コンセプトは「あそべるくるま」!? 子どもも喜ぶ仕様とは
家族での楽しいキャンピングカーライフ。それをさらに楽しくするのは「クルマ本体」なのかもしれません。
「あそべるくるま」をコンセプトにした「プレイモ」の新提案とは、どのようなものなのでしょうか。
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キャンピングカーで楽しむオートキャンプや車中泊は、小さな子どもも含めて家族全員で楽しめるもの。車内で眠れるキャンピングカー自体が、非日常を演出してくれます。
ところがキャンピングカーそのものには、子どもが遊べるような装備はないのが一般的です。
そこで、ダイハツ「アトレー」「ハイゼットカーゴ」やスズキ「エブリイ」などの軽ワンボックスカーをキャンピングカーに架装するルートシックス(茨城県水戸市)では、まさにそんな「ありそうでなかった」子どもが喜ぶ装備(?)をたくさん備えたコンセプトカー「プレイモ」を開発。
2024年2月2日から5日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「ジャパンキャンピングカーショー2024(JCCS2024)」に参考出品し、ファミリーの来場者から大いに注目を集めていました。
プレイモの車名は、「Play-Mobility」の略。アトレー/ハイゼットカーゴをベースとしたルートシックスの軽キャンピングカーと同様、車中泊が可能な空間を有しつつ、「あそべるくるま」を目指しています。
そのため、開いたリアゲートからはブランコが下がり、開け放たれた両側のスライドドアからは、助手席側が階段・運転席側には滑り台を展開。
さらに車内でも子どもが楽しめるよう、壁面は「わなげ」ができるようになっており、子どもならずとも思わず遊んでしまいたくなるような工夫が施されていました。
会場では、実際にファミリー来場者の小さな子どもの多くが、プレイモで遊びたがる光景が幾度もみられました。
展示車の都合上、車内には入れず、階段と滑り台も使えませんでしたが、ブランコで遊ぶことはできたので、子どもたちも大喜びでした。
ルートシックスによると、プレイモはあくまでもコンセプトカーとのことで、市販化などの具体的な展開は今のところなさそうです。
ただ会場での子どもたちの反応を見る限りでは、子どもも「あそべるくるま」というコンセプトは、キャンピングカーへの新提案として大きな発展性があるように感じました。
断熱性に優れた高品質な軽キャンピングカーの製作で知られる同社だけに、今後の展開には大いに注目したいところです。
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