現代モデルでは得難い運転の喜び フェラーリ・テスタロッサへ試乗 父の愛車 前編

父が所有していたテスタロッサ

1988年の英国でフェラーリへ試乗することは、タイムトラベルのような、今以上に特別なものだった。マクラーレン以外のメーカーが、F1グランプリで優勝できることを実感するものでもあった。不可能を可能にするブランドだった。

20世紀の英国で、フェラーリを輸入していたのがインチケープ・ドッドウェル社という大手の貿易企業。当時の広報担当者は、可能な限り自動車メディアから自社の輸入製品を遠ざけるよう、努力していたように記憶している。

1980年代中頃のフラッグシップ・モデルとして、テスタロッサは1984年に発売された。

Comments

テスタロッサ、めっちゃカッコイイ！
シャープでグラマスで低い。

マイアミバイスでクロケット（ドン・ジョンソン）が乗っている姿は、超、カッコよかった。マイアミの青い空、青い海に溶け込むホワイトの車体に、ホワイトのジャケット。
白人だから似合うとも感じた。
車も、戦闘機も、なぜかアジア地域の国民には、カッコよく見えない。