英国では輝けなかったハッチバック
イタリアの自動車メーカーであるフィアットは、ラインナップの全面的な見直しの一環として、小型車のティーポの英国向け販売を終了した。
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2015年に発売されたティーポは欧州Cセグメントに属し、ハッチバック、セダン、ステーションワゴンなど複数のボディタイプが用意されている。英国では今後、新型EVの600eが間接的な後継となる見込みだ。
ティーポの撤退により、英国で販売されている乗用車は基本的に500と500X、パンダのみとなる。これまで英国では、クロスオーバーの500Xに大きく水をあけられるなど、販売面で中核を担うことはなかった。他の市場では、現在も注文可能である。
フィアットの広報担当者は取材に対し、同社は「電動アーバンモビリティにコミットしている」と語っており、そのため英国におけるティーポの間接的な後継車は、来月から発売される600eとなる。600eの価格は3万2995ポンド(約610万円)から。
ティーポには、車高を上げてSUV風のデザインを採り入れた「クロス」というモデルも存在し、2万8745ポンド(約530万円)から2万9245ポンド(約540万円)から販売されていた。
ティーポと同クラスのCセグメントに直接的な後継車の計画は確認されていないが、これまでの取材で得た情報によると、プジョーe-208などとプラットフォームを共有するBセグメントの小型EVが導入される可能性がある。
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