この記事をまとめると
■ラリーアートが12年ぶりに復活
名エンジン「4G63」はランエボ専用じゃなかった! 意外と知られていない搭載車3選
■名門「ラリーアート」が展開したコンプリートカーを紹介
■誰でもスポーツ感が楽しめるバランスの良いマシンメイクだった
ラリーアートのコンプリートカーは当時も人気モデルだった
三菱自動車のワークスチームとしても知られ、一般ユーザー向けにも多くのスポーツパーツなどをリリースしていたラリーアート。2010年に業務の大幅縮小が発表されると、新規パーツの開発やワークス活動などはストップし、三菱ファンから嘆きの声が聞かれる事態となっていた。
しかし、昨年5月にブランドの復活がアナウンス。今年の東京オートサロンにはアウトランダーPHEVやエクリプスクロスのラリーアートスタイルを展示したほか、「VISION RALLIART CONCEPT」というコンセプトモデルを展示するなど、その活動範囲は着実に広まっているようだ。
そこで今回は、過去にリリースされた「ラリーアート」の名前を冠したモデルを振り返ってみたい。
ランサーセディアワゴン ラリーアートエディション & ランサー/ランサーワゴン ラリーアート
ランサーのハイパフォーマンスモデルといえば、いわずと知れた「ランサーエボリューション」であるが、6代目のランサーとそのステーションワゴン版であるランサーワゴン、そしてその前期型であるランサーセディアのワゴンモデルにラリーアートの名前を冠したモデルが存在していた。
先行して登場したのはランサーセディアワゴン ラリーアートエディションで、当時の1.8リッターターボモデルをベースにエアロパーツや専用の足まわり、レカロシートなどをおごったもの。セダンにはランエボが存在していたこともあって、当初はワゴンモデルのみの設定となっていた。
その後、「セディア」のサブネームが取れた2004年になると、ワゴンだけでなくセダンにもラリーアートを設定。変更内容はセディア時代と同じく1.8リッターターボエンジンや専用サスペンション、レカロシートなどとなっていたが、全車MT仕様は用意されずスポーツモード付4速ATだったのだ。
誰でも楽しめる楽しさを持つクルマをラリーアートが提案
ギャランフォルティス/ギャランフォルティススポーツバック
ギャランの名前は冠しているものの、派生車種にランサーエボリューションXが存在するなどややこしい関係となっているギャランフォルティスと、その5ドアハッチバック版であるギャランフォルティススポーツバック。
こちらのラリーアートモデルはランエボXにも搭載された2リッターターボの4B11型エンジンを搭載するが、日常の使い勝手を重視した中低速のトルクを重視したセッティングとなっていた。
また、組み合わされるミッションも3ペダルMTはなくツインクラッチSSTのみ。ランエボのツインクラッチSSTモデルに設定されていたスーパースポーツモードとローンチコントロールも廃されてマイルドな設定となっていたが、ランエボ譲りの4WDシステムであるAWCを搭載し、ランエボほど過激ではないものの、高い動力性能を持ち合わせたモデルに仕上がっていたのだった。
コルト ラリーアート バージョンR
当時の三菱のコンパクトカーであったコルトをベースに、1.5リッターターボエンジンを搭載した「ラリーアート」というモデルが存在していたのだが、そのコルト ラリーアートをベースにさらなるチューニングを施したものがこの「バージョンR」だ。
全車前輪駆動モデルではあるものの、ランエボを思わせるエアロパーツや大型オーバーフェンダーを装着したエクステリアと、通常のラリーアートには設定されなかった5速MTを設定(CVTモデルもあり)したホットモデルとなっていた。
モデル途中で「バージョンRスペシャル」という、4つのドア開口部に手作業で連続シーム溶接を施してボディ剛性をアップさせたほか、ラリーアート製のスポーツマフラーや専用アルミホイール、レカロシートなどを装着した、まさにスペシャルなモデルも台数限定で販売されていたのだった。
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みんなのコメント
失われた20年になってしまった。
その点、益なんとかさんは全くわかっていなかった