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高級ミニバン、ホンダ新型「エリシオン」発表! アルファード猛追に向け6年ぶり刷新! 六角形グリル強調し、中国で発売!

掲載 更新 46
高級ミニバン、ホンダ新型「エリシオン」発表! アルファード猛追に向け6年ぶり刷新! 六角形グリル強調し、中国で発売!

■中国で新型エリシオン発表! 販売6年目で初のマイチェン!

 中国の東風汽車とホンダの合弁会社「東風ホンダ」は長らく登場が期待されていた「エリシオン」がマイナーチェンジをおこない、新型モデルを2021年12月16日に発表しました。

【画像】新型「エリシオン」初公開! 六角形グリルがカッコイイ!(29枚)

 エリシオンは日本では2004年から2013年までホンダの最高級ミニバンとしても販売されていました。

 今でもエリシオンの名前を聞けば、ほとんどの人は日本向けモデルの方を思い浮かべるでしょう。

 日本でのエリシオンは2013年10月に発表された5代目「オデッセイ」と統合される形で販売を終えており、その後も復活することなく現在に至っています。

 なお、5代目オデッセイではシリーズ初のリアスライドドアが採用されました。

 いっぽう、中国ではオデッセイの姉妹車としてエリシオンが販売されています。

 東風ホンダがエリシオン、広汽ホンダ(広州汽車とホンダの合弁会社)がオデッセイをそれぞれ製造し、販売しています。

 両モデルの間に大きな差異は無く、エクステリア&インテリアのデザインが少し違っている程度で、エリシオンがよりハイクラス向け、オデッセイがファミリー向けを意識した仕様です。

 ちなみに中国においては、とくに同じ車種をデザインの違う姉妹車として異なる合弁会社からリリースするのは珍しいことではありません。

 ホンダではほかにも、東風ホンダと広汽ホンダの順で「エンヴィクス/クライダー」、「CR-V/ブリーズ」、「XR-V/ヴェゼル」、「UR-V/アヴァンシア」、「ライフ/フィット」、「エリシオン/オデッセイ」、「シビック/インテグラ」などが存在します。

 現行モデルのエリシオンは2015年の広州モーターショーで発表されましたが、それ以来一度もマイナーチェンジを受けておらず、6年間も同じデザインで販売されていました。

 それが今回、少々時代遅れとなってしまったデザインを最新のホンダのトレンドに合わせ、装備面でもほかの競合車種に引けを取らないようにアップデートした形となります。

 新しくなったエリシオンは近年ホンダが採用している「六角形グリル」をフロントバンパー最下部まで伸ばしたデザインが特徴的です。

 まだ、ヘッドライト部もマイナーチェンジ前よりも細くなったことで、厚ぼったい雰囲気を刷新、よりシャープで高級感のある印象を与えることに成功しました。

 内装は新たにワインレッドとブラックを組み合わせた内装色を加えることで、より若々しいながらも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 電動シートの調整スイッチやドアパネルのスイッチなどの日常的に触れるボタン類も刷新されました。

 また、装備面での大きな進化がインフォテインメントシステム「HONDA CONNECT 3.0」の搭載です。

 この分野で日本車は世界的に遅れているといわれていますが、マイナーチェンジを受けたエリシオンでは操作するユーザインターフェースが新しくなっただけでなく、応答速度も向上しています。

 最新のコネクテッド機能を加えたことで毎日のドライビングエクスペリエンスもより豊かなものになるでしょう。

 そのほか、USB Type-Cの充電端子や無線充電機能も新たに追加されています。

 ちなみにシートの配列は2-2-3の3列シートとなっていますが、特徴的なのは3列目シートを床下に格納できる点です。

 こちらはマイナーチェンジ前から採用されていた装備ですが、3列目シートの床下格納により、2列目独立シートは目一杯後ろまで下げることが可能になり、余裕のあるレッグスペースを乗員に提供します。

 そこはまさにレクサス「LM」など4座仕様のミニバンのように広々としています。

 3列目シートの完全な格納はライバル車種であるビュイック「GL8」には無い特徴なので、この点でもエリシオンと姉妹車のオデッセイがほかに対して優っていることになります。

■加熱する中国のミニバン市場。人気はトヨタ「アルファード」か

 パワートレインはマイナーチェンジ前と変わらず、LFB型2リッター直列4気筒i-VTECエンジンにi-MMDシステム、そしてe-CVTを組み合わせたハイブリッドとなっています。

 中国でのミニバン市場は加熱の一途を辿っています。

 高級ミニバンはトヨタ「アルファード」や「ヴェルファイア」、LM、GL8 アヴェニールが主に人気がありますが、そのなかでもアルファードは別格の人気を誇っています。

 価格帯が少し下の、どちらかというとファミリー向けミニバン市場も新たなモデルが続々と参入しており、トヨタは2021年11月に中国向けに初めてシエナを投入しました。

 さらに、ヒュンダイからは新モデルのクスト、そしてフォルクスワーゲンからはヴィロランなどのミニバンが投入されています。

 今回、姉妹車のオデッセイと共に競合他車に対して少し隠れがちなエリシオンですが、今回のマイナーチェンジを機に巻き返しを図っていく狙いでしょう。

 なお、「隠れがち」といっても中国におけるエリシオンの販売台数は2021年第三四半期(6-9月)で1万3053台、同じくオデッセイは1万4082台。

 日本でのオデッセイの販売台数は同時期で4826台、2020年の1年間では9717台の販売台数でした。

 一時期は年間10万台以上の販売台数を誇ったオデッセイですが、現在は最盛期の1割以下。

 日本では2021年末でオデッセイの販売終了が発表されています。

※ ※ ※

 マイナーチェンジモデルの販売価格はまだ発表されていませんが、マイナーチェンジ前が29万4800元(邦貨換算:約527万8000円)から32万8800元(約588万7000円)となっているので、そこから大きく変わることはないと考えられます。

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みんなのコメント

46件
  • 中国で売る車の記事なんて必要ないだろ❗️
  • アルファードに猛追?

    日本では売らないんでしょう?車格もちがうようだし、興味ないんですけど・・・・・
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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