独メルセデス、Sクラスクーペを正式発表

　独メルセデス・ベンツはSクラスクーペの市販モデルを発表した。CLクラスの後継となる新型Sクラスクーペは、ドイツでは7月以降にデリバリーされる。最初に登場するのは4.7リッターV8ツインターボエンジン（最高出力455hp、最大トルク700Nm）を搭載する“S500クーペ”だ。

　Sクラスクーペはメルセデス・ラインナップの頂点に君臨するモデルとあり、数々の先進技術を搭載して登場する。代表的なのはカーブで内輪を沈み込ませることでロールを効果的に抑制するサスペンション。ほかにもスワロフスキーのクリスタルを左右に47個ずつ用いたLEDヘッドライトや歩行者検知機能付きの自動ブレーキシステムなど、豪華かつ安全なクルマが追求されている。

　ドイツの付加価値税（19%）を含む価格はS500 4MATICが12万5961.50ユーロ（1ユーロ＝138.42円換算で約1743万円）、S63 AMG 4MATICは17万0586.50ユーロ（同約2361万円）。それぞれのモデルにはデビュー時限定の特別仕様車“Edition1”が設定される。