2014年の再販モデルにはボディサイドにダミーのレンズを設置していたが、「電球切れしてない?」などと勘違いされることも多々あったという。加えて社外品にサイドも光るテールランプも発売されていたが、今回はそもそもダミーすらなくまっさらな状態に。なんでこうなったんだ!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
ん!? 横にないと変じゃない!? 再再販ランクル70のテールランプがバンパーだけになったワケ
■先進装備もついた!! じつはただの再販じゃないのよ
2023年11月に三度日本市場へ導入が開始されたランドクルーザー70。
ヘビー系とも称されるこのモデルは、1984年に登場したモデルを基本に現代に即したアップデートを受けながら販売されるものだ。
今回復活したモデルはフロントマスクが現代風にアップデートされたほか、先進安全装備のトヨタ セーフティセンスが導入され、乗用モデル(3ナンバー登録)となるなど大小さまざまな変更がなされている。
一方、リアに関してはほとんど再販モデルと変更がないようにも思えるが、実はテールランプが大きく変更されているのだ。
■ダミーレンズ廃止!! まさかのボディ同色になったワケ
観音開きのバックドアを開けると、たしかにサイドのランプは見えない……
2014年に期間限定で復活した再販モデルでは新たにバンパーにテールランプが埋め込まれ、ボディサイドに備わる従来のテールランプは光らないダミーとなっていたランクル70。
しかし今回の復活モデルではテールランプはバンパーに埋め込まれたものだけに。
ボディサイドに備わっていたダミーテールランプの部分はボディ同色のスリット入りパネルに置き換えられている。
そもそもテールランプがバンパーに移設されたのは日本の法規が「バックドアを開けた状態でもランプが点灯していることが確認できないとNG」と変更されたのが原因である。
背面にスペアタイヤが装着されるランクル70は、リアゲートを開けると運転席側のテールランプが見えなくなってしまうからだ。
そのため無用の長物となったダミーテールランプを今回の復活モデルでは“不要な部分は削ぎ落したい”という質実剛健なランクル70の本質に合わせて廃止し、パネルに置き換えたと言われている。
もちろんこの理由に偽りはないとは思うが、それ以外にも光りそうな部分が光らないことでランプが点灯していることに気付くのが遅れるという弊害が起こらないようにという配慮がないとは言えないだろう。
■海外はあそこもランプ!! 日本は法規上ダメだった
また一部の再販モデルのユーザーの間でダミーテールランプを点灯するように加工するカスタムを施すケースがあったという。
これも一定の角度から見たときにスペアタイヤで点灯していることが隠れてしまい、同じ角度から見たとき、左右で見え方が異なるのが車検でNGになる可能性があるというケースを回避するためという理由もあるようだ。
それならボディパネルごと変更してしまえという意見もあるかもしれないが、あくまでこれは日本国内の法規によるもの。
同じボディを使用しているオーストラリアモデルにおいては本来の部分にもランプが備わっているため、ランクル70を日本で再び販売するための苦肉の策であると理解していただきたいポイントなのである。
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みんなのコメント
購入を申し込みましたが、買えませんでした。購入条件①申込ディーラーと以前に購入したことがある②ディーラーローンを組む③任意保険をディーラーで契約する④下取り車がある
以上4点をクリアしてからの抽選とのことです。本当は抽選ではなく統括店長の采配のようです。トヨタの販売方法は考えものです。