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マツダ大きな「新型セダン」世界初公開!? 次期型“MAZDA 6”か「謎の画像」で予告! 4月末に発表へ

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マツダ大きな「新型セダン」世界初公開!? 次期型“MAZDA 6”か「謎の画像」で予告! 4月末に発表へ

 2024年4月10日、中国におけるマツダの合弁会社「長安マツダ」はとある新車のティーザー画像を公開しました。
 
 SNSなどでは、「マツダ6(旧アテンザ)」のBEV(電気自動車)なのか、という噂も出ていますが、いったいどのようなクルマなのでしょうか。

 マツダは現在、中国現地にて長安汽車との合弁会社「長安マツダ」を設けています。

【画像】「えっ…!」これが次期型マツダのセダン!? 期待画像を見る!

 中国では2022年まで、中国現地で自動車を生産する場合は現地の自動車メーカーとの合弁会社を設立する必要がありました。

 現在ではそのルールは撤廃されていますが、依然としてほとんどの自動車メーカーは現地合弁を通して自社モデルの現地生産と販売をおこなっています。

 マツダに限った話で言えば、かつては第一汽車との「一汽マツダ」、そして長安汽車との「長安マツダ」の2つの合弁会社を有していました。

 ですが、2021年8月に現地合弁を整理、第一汽車が長安汽車への出資を発表したことにより、事実上、中国での合弁会社は長安マツダへ一本化されるます。

 これを受けて長安マツダは「(新)長安マツダ」へ、これまでの一汽マツダは日本のマツダと(新)長安マツダが出資する新しいマツダ関連企業へと改編されることになりました。

 急速な電動化の流れによっていまいち中国の業績が振るわないマツダですが、2023年4月には現地のパートナーである長安汽車と共同開発した新たなモデルを2025年末までに2車種投入すると発表しました。

 発表の場では2車種とも「BEV/PHEV」と表記されていることから、ひとつのモデルで電気自動車とプラグインハイブリッド車の2つのパワートレインを用意すると解釈できます。

 その後、非公式の場においてその2車種はそれぞれコードネーム「J90A」「J90K」と名付けられ、それぞれ2024年と2025年に登場することが発表されたと報道されました。

 それに加え、流出した発表資料からはPHEVモデルが「REEV」と表記されているのが確認でき、PHEVモデルはエンジンを発電用に搭載する「レンジエクステンダー付きEV」になると予想できます。

 また、2026年以降に投入されるモデルには「NEW SUV」「NEW CAR」とも記載されており、マツダは今後も継続して中国専用車を投入することが伺えます。

 そんな中、マツダは2024年3月に「MAZDA EZ-6」「MAZDA EZ-60」という2つの商標を中国で出願したことが明らかとなりました。

 これを車名とするならば、既存の「CX-3」「CX-5」「CX-30」「CX-60」などの命名規則と一致している一方、これまで「EZ」を冠する車名はなかったため、さまざまな憶測を呼びました。

 ただ、中国で出願された事実を鑑みると、2024年4月の発表が予告されている長安汽車との共同開発EV「J90A」に関連していると推測できます。

 さらには同月、J90Aのテスト車両が中国国内の公道でテスト走行している様子が撮影されて話題となりました。

 以前よりJ90Aは長安汽車の電動ブランド「ディーパル」が販売する5人乗りセダン「SL03」をベースにしていると噂されていましたが、撮影された様子からJ90AはSL03に非常に近いシルエットを持っていることが確認できます。

■どんな画像が公開された? ベースとなるクルマのスペックは?

 長安汽車の「ディーパル」ブランドは2022年に最初のモデル「SL03」をリリースしました。

 SL03のボディサイズは、全長4820mm×全幅1890mm×全高1890mm、ホイールベース2900mmのセダンです。

 パワートレインは純電動(BEV)、レンジエクステンダー付きEV(EREV)、そして燃料電池(FCEV)の3種類が設定されています。

 BEVモデルでは容量58.1 kWh、66.8 kWh、79.97 kWhの三元系リチウムイオン電池を搭載する複数グレードを用意、中国独自のCLTC方式での航続距離は最上位グレードで705 kmを誇ります。

 また、2024年には容量58.89 kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載する廉価モデルも発売されました。

 一方、レンジエクステンダー付きEV(EREV)モデルではJL473QJ型1.5リッター直列4気筒エンジンを発電用に搭載しています。

 下位グレードでは出力234 hpのモーターに容量18.99 kWhのバッテリー、上位グレードでは出力214 hpに容量28.39 kWhのバッテリーが組み合わさっています。

 EREVモデルはSL03のラインナップで最も安いパワートレインとなり、メーカー希望小売価格13.99-15.69万元(邦貨換算:約293.7-329.3万円)から販売されています。

 一方でBEVモデルの価格帯はしばらく16.39-20.69万元(約344.1-434.3万円)となっていましたが、2024年2月には15.69万元(約329.3万円)から販売される廉価グレードが追加されました。

 Cピラーより後ろのデッキ部分が短いファストバック風スタイリングであることに加え、J90Aで設定が予告されているレンジエクステンダー付きEVモデルがSL03にも存在することを考えると、2024年4月に発表予定のマツダ「J90A」はSL03をベースにしていると見て間違いないでしょう。

 SL03をベースにしているのであればJ90AのバッテリーやモーターはSL03と同様のものが搭載されている可能性が高いと見られます。

 また、EREVモデルが搭載する内燃機関はSL03が搭載する長安汽車製のものか、もしくはマツダ製のものかなども気になる点です。

 参考までに、長安マツダが2021年9月に発売した中国専売BEV「CX-30 EV」は長安汽車の子会社が製造する容量61.1 kWhのバッテリーを搭載しています。

 また、駆動用モーターに関しても他の長安汽車モデルで採用されている出力214 hpのものを搭載しており、駆動面での設計はかなり長安汽車の色が強いものとなっています。

 北京モーターショー2024は2024年4月25日より開幕します。長安汽車と共同開発したマツダのEV以外に、長安汽車のディーパル自身も新SUV「G318」の正式発表を控えているなど、新情報が目白押しとなります。

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みんなのコメント

6件
  • toa********
    あくまで中国向けの話。日本やアメリカ市場に
    導入するかどうかは、また別の話。
  • ats********
    どこで売る気なんだろ?
    今中国と組んだ製品はアメさんでは売れないんじゃ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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