初代レジェンドの2ドアハードトップクーペが昔からの夢だった
ここ最近、1980年代の国産クーペのことが妙に気になっている。普段から気にかける、というよりも街中やイベント会場で遭遇したときに「やっぱりカッコイイよねぇ~」と改めて思うようになったということだ。2023年9月24日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナで開催されたイベント「第115回 Free Motor Meeting」でお話を伺った初代ホンダ「レジェンド クーペ」のオーナーも、すっかりジャパニーズ80年代クーペに魅了されたひとりだ。
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ソアラやレパードよりレジェンドのことが好き
「ソアラやレパードよりも初代レジェンドの2ドアハードトップクーペのことが好きなんですよ。もっと言うと、私にとってホンダ車の中での一番はコレです」
少し興奮気味に話してくれた中村文彦さんは現在54歳。写真を撮らせてもらった1987年式のレジェンド クーペの他に、2017年式の5代目レジェンドも愛用しているのだという。1991年式のクラシック「ミニ」(キャブ仕様クーパー)、トライアンフ「GT6」(工場に入庫中)、アルファ ロメオ「ステルヴィオ」も所有しているそうだが、家に新旧2台のレジェンドがあるという深遠なるカーライフを謳歌しているのであった。
「初代レジェンドのクーペに乗るのが昔からの夢だったので4年前に買いました。現在の累計走行距離は9万7000kmです。5代目も持っていますが、レジェンドは初代が好きで、クーペしか魅力がありません(笑)。本当はCMカラーのホワイトとシャンパンゴールドっぽいベージュのツートーンカラーが欲しかったのですが、ボディ色を選んでいる場合ではなかったので、コンディションを優先しました」
C27A型V6エンジンの気持ちよさを味わえるのはこのクルマだけ
撮影時にステアリングホイールがちょっとだけ曲がっていたのでエンジンをかけて真っすぐにしてもらったが、その際に聞いたエンジン音が、エクステリアからエレガントな印象を受けるレジェンド クーペには似つかわしくないものだった。もしかしたら、走りもいいのか? と思って中村さんに伺ってみた。
「3ナンバー専用ボディに与えられた排気量2.7LのV6エンジンは、低回転域ではホンダのフラッグシップクーペに相応しいジェントルなフィーリングですが、それ以上の回転域になるとサウンドが勇ましくなり、スポーティな走りを楽しめます。C27A型V6エンジンの気持ちよさは、このクルマでしか味わえないものですね。サスペンションはテインで特注した車高調なので、しっかり踏ん張ってくれます」
錚々たるラインナップを乗り継いできた生粋のカーマニア
う~ん、マニアックだな……と思ったので参考までに過去の愛車を伺ってみたら、いすゞ「ピアッツァ」、AE86型「スプリンタートレノ」、フィアット「X1/9」、サーブ「900」、マツダ「カペラカーゴ」、ボルボ「V70」、アウディ「S6」、E28型BMW「M5」、C4型シボレー「コルベット」、フェラーリ「512TR」、ローバー「ミニ」、ホンダ「S2000」、NA型ユーノス「ロードスター」、JA12型スズキ「ジムニー」といった錚々たるラインナップ。
「自分にとってクルマとは全てです」とも話してくれた中村さんは生粋のカーマニアなのであった。
中村さんのレジェンド クーペは1987年式だが、この年はホンダのF1活動の黄金期にあたる。日本人初のレギュラードライバーとして中嶋 悟がロータス・ホンダでF1に参戦を開始し、ウィリアムズ・ホンダが16戦で9勝+12ポールポジションという圧倒的な戦績でコンストラクターズタイトルを獲得。そしてピケが同チームのマンセルに競り勝ってドライバーズタイトルを獲得していた。
そのような背景を改めて確認すると、1987年式の初代レジェンド クーペが見ても走っても楽しいクルマであることは必然のように思えるのであった。
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みんなのコメント
この当時のホンダ車はバタくさいアメリカの雰囲気がとても似合っていて、個人的に白のクーペは今でも美しいなと思う。