現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 埋もれちゃうのはもったいなさすぎる!! 影は薄いけど、マジメが取り柄のクルマたち

ここから本文です

埋もれちゃうのはもったいなさすぎる!! 影は薄いけど、マジメが取り柄のクルマたち

掲載 更新 8
埋もれちゃうのはもったいなさすぎる!! 影は薄いけど、マジメが取り柄のクルマたち

 昔も今も、とかく“派手さ”や“速さ”がもてはやされることは致し方ないところ。いっぽう、ライバルに比べて存在感がなかったり、見た目が地味だったりして脚光を浴びることが少ないクルマも数多く存在する。

 だけど、そんなクルマに限って良い(=マジメな)クルマが多かったりすることもまた事実。何をもって良いクルマと判断するのかは人ぞれぞれで考え方が違うだろうけど、ここでは“もっと注目されてしかるべし”な影が薄いクルマをピックアップ。マジメが取り柄なクルマたちに幸あれ!?

これぞニッポンのベストサイズ!! トヨタがカローラアクシオを意地でも残す意義はどこにあるのか

文/FK、写真/スバル、ダイハツ、トヨタ、マツダ、三菱自動車

人とは違う軽自動車が欲しい人はこそっと可愛いミラ トコットを選ぶべし

最小回転半径4.4mという取り回しの良さも大きな魅力。衝突回避支援ステム「スマートアシストIII」、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグも標準装備と、安全面も万全

 今や一大勢力となった軽自動車市場はカテゴリーも多岐に渡り、“可愛い系”と称されるモデルも数多く存在する。

 例えばホンダのNシリーズ、ダイハツのムーヴ キャンバスやキャスト、スズキのラパンやワゴンRスマイルなど、可愛い系の軽自動車は枚挙に暇がないが、本来はこのなかに属するはずのミラ トコットの存在感は少々希薄で、街なかでも見かけることが少ない……というのが正直なところ。

 しかし、自然体で親しみやすく扱いやすい角が取れた優しいスクエアボディと見た目のアクセントとなる前後の丸いランプで他車にはない個性を発揮。シンプルかつ愛着のわくエクステリアも、先に挙げたモデルと比較して決して見劣りしない秀逸なデザインともいえる。

 2021年9月には5つあったグレードが2つに集約されたものの一部グレードに専用ホイールキャップを標準装備したり、ボディカラーを一部変更・追加するなどの改良が行われている。価格も116万2700円からとリーズナブルなだけに、もっと人気になっても不思議ではない一台だと思わない?

このままオサラバ(?)するのはもったいなさすぎるMAZDA6

2020年4月~2021年3月末まで期間限定販売されたマツダ創立100周年を記念する「100周年特別記念車」の一台としてMAZDA6もラインナップ。その際に2.5リッターガソリンターボ車が設定された

 2019年8月、アテンザから車名を変更して登場したMAZDA6。

 低重心ならではの佇まいの良さや操る楽しさを前面に押し出した4ドアセダンと5ドアワゴンのふたつのボディタイプを設定するとともに、エンジンもアテンザから続くクリーンディーゼルと自然吸気のガソリンという2種類に加え、2.5リッターガソリンターボのSKYACTIV-G 2.5Tを新たに導入して幅広いグレードを展開。

 そのなかでも、SKYACTIV-G 2.5T搭載車は加速重視となるファイナルギヤ比の設定や高い制動力を生む17インチ大径フロントブレーキなど、ドライビングが楽しめる装備を充実するだけでなく、スポーティさを演出するブラック塗装のホイールやブラックレザーインテリアを専用設定することで上質さと走りの良さを両立したが、2019年12月に鳴り物入りで登場したSKYACTIV-X搭載のMAZDA3の影に隠れて存在感を発揮することができず……。

 とはいえ、MAZDA6のなかでもSKYACTIV-G 2.5T搭載車は羊の皮を被った狼的な性能を有しているだけに、このまま埋もれていくのは惜しすぎる一台とも言える。

地味=リーズナブル? お買い得感がハンパないRVR

2010年以来、フルモデルチェンジなしの状態だが、2019年8月にエクステリアデザインが大きく変更に。実質的にはビッグマイナーと言えるほど外観のイメージは変わった

 今の状況に近いアウトドアブームに沸いていた1991年に登場して人気を博した初代から数えて3代目となる現行RVR。

 使い勝手の良いトールワゴン型の初代&2代目に対して、スタイリッシュなCUVに生まれ変わった3代目は見晴らしの良いアイポイントによる運転のしやすさと軽量コンパクトなボディがもたらす取り回しの良さ、さらには幅広い用途に対応する余裕のスペースユーティリティが功を奏してスマッシュヒットを記録。

 1.8リッターDOHC 16バルブエンジンと6速スポーツモードCVTの組み合わせが質の良い走りをもたらしただけでなく、減速エネルギー回生システムや電動パワーステアリング、空力性能の向上をはじめとした細部にわたる低燃費化技術も採用された。

 2019年8月にはデザインを一新し、力強さと堅牢さを表現した現在のスタイルへと大きな変貌も遂げる。強豪ひしめく国内のSUV市場では影が薄いRVRだが、その実力は間違いなくピカイチ。しかも、ライバルよりも明らかにリーズナブルな214万3900円~274万4500円の車両本体価格も大きな魅力だ。

カローラ アクシオは日本が誇る“ザ・マジメ”な一台

2021年9月には、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」のプリクラッシュセーフティを歩行者(昼)検知機能付き衝突回避支援タイプに変更し、全車に標準装備となった。これで155万7600円~213万4000円と、価格も非常にマジメな設定!?

 4セダン、5ドアハッチバック、5ドアワゴン、SUVと多彩なラインナップを誇る現行のカローラシリーズ。そのなかにあって、2012年5月の登場以来5ナンバーサイズのボディで販売を続ける異端モデルが4ドアセダンのカローラ アクシオだ。

 “大人4人が安心・安全、快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ”をテーマに日本の道路環境にフィットするコンパクト車として登場したカローラ アクシオ。

 2013年8月にハイブリッド車を追加、2015年3月のマイナーチェンジで1.5リッター新開発エンジンやToyota Safety Sense Cを採用、2017年10月のマイナーチェンジでフロントグリル周りのデザインを変更、2021年9月の一部改良で安全装備を強化するなど、着実な進化を遂げている。

 また、マジメの象徴とも言える教習車に採用されている“トヨタ教習車”(2018年2月発売)もカローラ アクシオがベース。ワイドで良好な運転視界、指導員用インジケーターランプ、後方視界を確保する指導員用ドアミラーなどを標準装備する専用車両が全国各地の教習所で活躍中だ。

安心・安全・安価の“3安”が魅力のインプレッサG4

2021年12月にも小変更が加えられ、さらに、専用デザインのホイールや、エクステリアをブラックカラーでコーディネートした特別仕様車「1.6i-S EyeSight AccentBlack」が設定された

 次世代プラットフォームのSUBARU GLOBAL PLATFORMや国産初の歩行者保護エアバッグといった新技術が導入された第5世代と呼ばれる現行インプレッサが発表されたのは2016年10月。

 インプレッサといえば5ドアハッチバックのイメージが強いが、マジメという点においてはカローラアクシオと同様に教習車として採用されることが多い4ドアセダンのG4を思い浮かべる。

 そんなインプレッサの注目ポイントは、2019年10月の大幅改良でレヴォーグ、WRX S4、フォレスターに採用されていたドライバーの運転負荷を軽減するアイサイト・ツーリングアシストを全車標準装備としたこと。

 先進技術による予防安全性能に磨きをかけただけでなく、SUBARU GLOBAL PLATFORMの強みを引き出すサスペンションの改良で優れた乗り心地とハンドリング性能を高い次元で両立。躍動感あふれるエクステリアと相まって走りの楽しさも提供した。

 手頃な価格も高く評価され、2016年にはスバルとしては2003年のレガシィ以来13年ぶり2度目となるカー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

こんな記事も読まれています

F1参戦諦めないアンドレッティ、準備着々。シルバーストンで働くスタッフの採用開始……御大マリオ「これ以上何ができようか」
F1参戦諦めないアンドレッティ、準備着々。シルバーストンで働くスタッフの採用開始……御大マリオ「これ以上何ができようか」
motorsport.com 日本版
小型or多機能? 車内の充電環境を快適化できる“ハイパワー”な電源アイテム登場!【特選カーアクセサリー名鑑】
小型or多機能? 車内の充電環境を快適化できる“ハイパワー”な電源アイテム登場!【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
プレミアムカーに搭載されている「Dolby Atmos for cars」が奏でる圧倒的な臨場感の秘密
プレミアムカーに搭載されている「Dolby Atmos for cars」が奏でる圧倒的な臨場感の秘密
@DIME
最強最後の「V8エンジン」搭載モデル!? 650馬力の「爆速スポーツカー」予約再開に“購入希望”の声あり! 2500万円の新型「コルベットZ06」とは
最強最後の「V8エンジン」搭載モデル!? 650馬力の「爆速スポーツカー」予約再開に“購入希望”の声あり! 2500万円の新型「コルベットZ06」とは
くるまのニュース
Moto3スペイン決勝|山中琉聖、表彰台争うも一歩届かない2戦連続の4位。コリン・ベイアーが勝利
Moto3スペイン決勝|山中琉聖、表彰台争うも一歩届かない2戦連続の4位。コリン・ベイアーが勝利
motorsport.com 日本版
スーパーGT 2024年シーズンが開幕! GT500クラスは36号車「au TOM’S GR Supra」が圧倒的強さを見せつけました
スーパーGT 2024年シーズンが開幕! GT500クラスは36号車「au TOM’S GR Supra」が圧倒的強さを見せつけました
Auto Messe Web
メルセデス・ベンツ「GLCクーペ」にPHEV「GLC 350 e 4MATIC Coupe Sports Edition Star」が新たにラインナップ。EV走行118kmを実現
メルセデス・ベンツ「GLCクーペ」にPHEV「GLC 350 e 4MATIC Coupe Sports Edition Star」が新たにラインナップ。EV走行118kmを実現
Webモーターマガジン
九州産交バスが「くまモン」デザインのラッピングバス運行開始
九州産交バスが「くまモン」デザインのラッピングバス運行開始
レスポンス
NSXの次の「タイプR」はホンダじゃなくてマツダ「ランティス」だった! 2リッターV6まで搭載するも1代で消えた残念な名車
NSXの次の「タイプR」はホンダじゃなくてマツダ「ランティス」だった! 2リッターV6まで搭載するも1代で消えた残念な名車
WEB CARTOP
新車購入時に迷ったらコレだけは付けておけ! ガチで使える「オプション装備」5選
新車購入時に迷ったらコレだけは付けておけ! ガチで使える「オプション装備」5選
WEB CARTOP
【フォーミュラE】モナコ4位のベルニュ、もし自分がチームメイトの前だったら……「ジャガー勢に好き放題させなかったのに」
【フォーミュラE】モナコ4位のベルニュ、もし自分がチームメイトの前だったら……「ジャガー勢に好き放題させなかったのに」
motorsport.com 日本版
15年ぶりに全面刷新! トヨタ新型「ランクル250」発売、520万円から!  従来プラドから何が変わった?
15年ぶりに全面刷新! トヨタ新型「ランクル250」発売、520万円から! 従来プラドから何が変わった?
くるまのニュース
四角いクルマによく似合う!無骨なデザインがカッコいい「大容量ルーフキャリア」に荷物はどれくらい積める?
四角いクルマによく似合う!無骨なデザインがカッコいい「大容量ルーフキャリア」に荷物はどれくらい積める?
VAGUE
日産 キックス 新型のスタイルは「堅牢」と「軽やかさ」を両立
日産 キックス 新型のスタイルは「堅牢」と「軽やかさ」を両立
レスポンス
北京モーターショーでホンダ中国のBEVブランド「e:Nシリーズ」第2弾となる「e:NP2」「e:NS2」を発表
北京モーターショーでホンダ中国のBEVブランド「e:Nシリーズ」第2弾となる「e:NP2」「e:NS2」を発表
Webモーターマガジン
世界3大映画祭制覇! いま世界で最も注目される映画監督・濱口竜介の最新作『悪は存在しない』
世界3大映画祭制覇! いま世界で最も注目される映画監督・濱口竜介の最新作『悪は存在しない』
バイクのニュース
ジープ コマンダーに限定車200台を販売「オーバーランド」はよりプレミアムなインテリアに
ジープ コマンダーに限定車200台を販売「オーバーランド」はよりプレミアムなインテリアに
Auto Prove
スーパーGTのタイム合算予選方式が第1戦を踏まえ一部改定。基準タイムやグリッドの扱いが変更に
スーパーGTのタイム合算予選方式が第1戦を踏まえ一部改定。基準タイムやグリッドの扱いが変更に
AUTOSPORT web

みんなのコメント

8件
  • 普段から運転しておりますが、G4はなかなか良いですな!
    デザインも踏ん張っているように見えてカッコいいですよ。
  • G4セダンは私好みです
    トヨチキより
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

200.2273.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.8229.8万円

中古車を検索
インプレッサ G4の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

200.2273.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

20.8229.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村