■初代TT登場から22年。今年で生産終了を迎えるTTロードスター最後の勇姿
アウディジャパンは2020年7月14日、プレミアムコンパクトスポーツであるアウディ「TTロードスター」をベースにした限定モデル「TTロードスター ファイナルエディション」を設定、9月15日より販売を開始する。
TTロードスター ファイナルエディションは、50台限定のモデル。
四輪駆動のクワトロモデルであるTTロードスター「45TFSIクワトロ」をベースとする限定車で、搭載する2リッター直列4気筒ターボエンジンは230ps・370Nmという高出力を発揮。余裕のある優れたドライビングフィールと高い環境性能を両立している。トランスミッションは6速Sトロニックを組み合わせる。
TTロードスター ファイナルエディションの車両価格は729万円(消費税込)となる。
2019年に発売した世界限定車「TT 20 years」との共通のアイテムをはじめ、初代TTを彷彿とさせる特別装備を多数採用。外装色はTTロードスターのコンセプトカーに採用されていたドロミテグレーを彷彿とさせる専用色のナノグレーメタリックとなる。
また初代TTのホイールを意識したシンプルなデザインの専用5スポーク19インチアルミホイールを標準装着。そのほか電動調整機能ボルスター付Sスポーツシート、アームレスト、センターコンソールなどをイエローステッチの入るブラウンのモカシンレザーで統一。ドリフトアンスラサイトのデコラティブパネルの採用のほか、シートサイドとセンターコンソールにはアンスラサイトファインペイントフィニッシュが施される。
さらにアウディサイドアシストやリアビューカメラ等の運転支援システムを含むコンフォートパッケージやマトリクスLEDヘッドライト、エアスカーフ、初代TTのインテリアパーツを手がけたバング&オルフセンのサウンドシステムなど、最終限定モデルにふさわしい内容になっている。
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初代アウディTTは、1998年に誕生した。コンセプトカーを忠実に再現した、円をモチーフに直線と組み合わせたシンプルかつ先進的なスタイリングは、当時の自動車デザインに大きな衝撃を与えた。
それは世界的に有名なドイツの造形芸術学校、Bauhaus(バウハウス)のデザイン思想を彷彿とさせるものとして、今なお語り継がれている。それから約22年間、アウディTTシリーズは3世代に渡って進化を続けてきた。そして2020年、TTロードスターが生産終了を迎える。
アウディジャパンは、2019年8月よりバウハウス100周年を機に開催されている巡回企画展「開校100年きたれ、バウハウス~造形教育の基礎~」に協賛している。その最終展が、東京ステーションギャラリーにて2020年7月17日から9月6日まで開催される予定だ。
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