現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 24時間で10万台を受注!話題の「スマホ屋のスーパーEV」に人気殺到の理由

ここから本文です

24時間で10万台を受注!話題の「スマホ屋のスーパーEV」に人気殺到の理由

掲載 更新 79
24時間で10万台を受注!話題の「スマホ屋のスーパーEV」に人気殺到の理由

発売から24時間で10万台もの受注があったとして話題となっている、中国のスマート家電メーカー「シャオミ(Xiaomi)」のEVスーパーカー『SU7』。25日に開幕した北京モーターショー(Auto China 2024)でもその人気はすさまじい。プレスデー初日から展示ブースには長蛇の列ができ、入場制限も。一般客の関心度もショー一番と言ってよさそうだ。

シャオミは日本でもスマートフォンやスマートウォッチを販売しており、その名前に馴染みがある人も多いだろうが、中国ではエアコンや冷蔵庫、洗濯機にテレビなど、様々な生活家電を販売するメーカーだ。どちらかと言えば良品廉価で、デザイン性に優れ、高性能な商品を安く提供することで知られており、自動車業界への参入はもちろん、その第一弾がEVスーパーカーだったことも世間を驚かせた。

マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024

だが、そんなサプライズだけが爆発的人気の理由ではなさそうだ。

雷軍(レイ・ジュン)CEOはSU7について、「ポルシェ タイカンを凌駕するパフォーマンス(0-100km/h加速2.78秒)」であることを同ショーでもアピールした。高性能グレードの「MAX」は前後に電気モーターを搭載した四輪駆動で、総出力は495kW(673ps)、トルクは838Nmとまさにスーパースペック。可動式のリアウイングの下には、スペックが書かれたプレートをあえて装着しているのも自信の表れだ。それでいて、航続距離は700km超、充電時間もわずか15分で510km分を満たすことができる(MAX)というから驚きだ。

デザインもタイカンを意識したような4ドアクーペスタイルでありながら、価格は約460万円(21万5900元)から、「MAX」でも約640万円(29万9900元)からと、タイカンの半額もしくは3分の1程度で購入できるのが最大の魅力となっている。文字通り、コストパフォーマンスに優れているというわけだ。製造は自動車メーカーの北京汽車がおこなうが、60年以上の歴史をもつ同社のクルマづくりのノウハウが惜しみなく注がれていることは想像にかたくない。

シャオミはSU7を通じて、「人×車×家」スマートエコシステムの重要なステップを構築するとしている。スマート家電を生業とするシャオミらしく、最先端技術と先進的な運転体験によって、総合的なモバイルスマート空間体験の実現をめざしている。「Xiaomi HyperOS」を基盤として、EVを含む200以上の製品カテゴリーをシームレスに統合。エコシステムの範囲はユーザーの日常的な活動シナリオの95%以上にも及ぶという。

Xiaomi HyperOSを搭載したSU7のコックピットは、最新のEVらしく先進感あふれるもの。16.1インチの大画面ディスプレイは、Snapdragon 8295 車載チップを搭載し、56インチ相当にもなるヘッドアップディスプレイを含めた5つの異なるディスプレイをリンクすることで「究極のインタラクティブな体験を可能とする」としている。

4月頭よりデリバリーを開始したというSU7。アップルが断念した「スマホ屋のEV」は世界を変えるか。

こんな記事も読まれています

VWの新型EVは500万円以下となるか? 中国シャオペンとの共同開発EV、その姿とは
VWの新型EVは500万円以下となるか? 中国シャオペンとの共同開発EV、その姿とは
レスポンス
ファーウェイ&シャオミのEVは価格も性能も戦略も強烈!! スマホ系電気自動車メーカーの勢いがヤバい!
ファーウェイ&シャオミのEVは価格も性能も戦略も強烈!! スマホ系電気自動車メーカーの勢いがヤバい!
THE EV TIMES
電動ミニバンとSUVを投入、EVシャオペンが香港市場に参入
電動ミニバンとSUVを投入、EVシャオペンが香港市場に参入
レスポンス
日本発売直前で幻となったVWのEVを覚えていますか?【懐かしのカーカタログ】
日本発売直前で幻となったVWのEVを覚えていますか?【懐かしのカーカタログ】
レスポンス
BYD、欧州初のPHEV発表…SUV『シール U』に設定
BYD、欧州初のPHEV発表…SUV『シール U』に設定
レスポンス
水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
レスポンス
プジョーの次世代EVは航続800km 、680馬力ツインモーター搭載…仏 VIVATECH 2024 出展へ
プジョーの次世代EVは航続800km 、680馬力ツインモーター搭載…仏 VIVATECH 2024 出展へ
レスポンス
新型電動スクーター『QAREZ』発表、航続70km…タイのEMモーター
新型電動スクーター『QAREZ』発表、航続70km…タイのEMモーター
レスポンス
ポルシェ「911GT3 RS」よりも速い!? テスラ新型「モデル3パフォーマンス」の販売店の反響は?
ポルシェ「911GT3 RS」よりも速い!? テスラ新型「モデル3パフォーマンス」の販売店の反響は?
VAGUE
ランボルギーニ『ウルス』最強、800馬力のPHEV「SE」を発表
ランボルギーニ『ウルス』最強、800馬力のPHEV「SE」を発表
レスポンス
[新型カローラクロス]が超絶イケメン顔に!! さらに人気爆増でバカ売れ必至!? 日本導入熱望の国産車たち
[新型カローラクロス]が超絶イケメン顔に!! さらに人気爆増でバカ売れ必至!? 日本導入熱望の国産車たち
ベストカーWeb
ホンダ『S2000』後継モデルはEV? それともミッドシップのHVに!? 最新予想
ホンダ『S2000』後継モデルはEV? それともミッドシップのHVに!? 最新予想
レスポンス
シボレーの新型電動SUV、航続513km…『エクイノックスEV』の米国受注開始
シボレーの新型電動SUV、航続513km…『エクイノックスEV』の米国受注開始
レスポンス
“分離・合体”できる次世代モビリティ!? 電動3輪モビリティプラットフォーム「ラプター」が一般公開。年内に市販化?
“分離・合体”できる次世代モビリティ!? 電動3輪モビリティプラットフォーム「ラプター」が一般公開。年内に市販化?
くるくら
BYDがカスタムカーや旧車イベントに出展する意義とは?「シール」の導入でセダンの復権なるか!?
BYDがカスタムカーや旧車イベントに出展する意義とは?「シール」の導入でセダンの復権なるか!?
Auto Messe Web
ポルシェ『マカン』新型、EVを生産開始…航続591km
ポルシェ『マカン』新型、EVを生産開始…航続591km
レスポンス
ダイハツの合弁「プロドゥア」、初のEVプロトタイプ発表
ダイハツの合弁「プロドゥア」、初のEVプロトタイプ発表
レスポンス
中国の小鵬汽車、フランス市場に進出…EVを7月から納車へ
中国の小鵬汽車、フランス市場に進出…EVを7月から納車へ
レスポンス

みんなのコメント

79件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.989.9万円

中古車を検索
Kの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.989.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村