現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ホンダ:中上はホンダ勢最上位の16番手。ザルコ「今日の転倒でマシンへの理解が深まった」/第4戦スペインGP初日

ここから本文です

ホンダ:中上はホンダ勢最上位の16番手。ザルコ「今日の転倒でマシンへの理解が深まった」/第4戦スペインGP初日

掲載
ホンダ:中上はホンダ勢最上位の16番手。ザルコ「今日の転倒でマシンへの理解が深まった」/第4戦スペインGP初日

 4月26日、2024年MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラス初日のプラクティスがスペインのヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、レプソル・ホンダ・チームのジョアン・ミルは21番手、ルカ・マリーニは24番手で終えている。

 また、ヨハン・ザルコ(ホンダ・カストロールLCR)は18番手、中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)は16番手、ワイルドカード参戦のステファン・ブラドル(HRCテスト・チーム)は23番手で終えている。

2024年MotoGP第4戦スペインGP TV放送&タイムスケジュール

 ヨーロッパラウンドの幕開けとなる第4戦スペインGPの初日は、1日を通して快晴の下での走行となった。

 レプソル・ホンダ・チームのミルとマリーニは、マイレージの確保とセッティングの改善に力を入れたが、順位は振るわず。ミルは午後のプラクティスで1分37秒476をマークして21番手。セッション終盤のセッティング変更でフィーリングが改善し、土曜日の予選とスプリントに向けて一歩前進したとコメントしている。

 マリーニは、チームメイトのミルからおよそ0.4秒遅れて1分37秒838を記録。同じマシンに乗るほかのライダーたちのデータとセッティングを比較し、ペースの改善に取り組んだ。

 午後のプラクティスでホンダ勢最上位の16番手につけたのは、2020年アンダルシアGPと2021年スペインGPの2年連続で4位を獲得するなど、へレスを得意とする中上。コース習熟よりもライディングに集中できる分、マシンのセットアップに力を入れ、苦戦が続くRC213Vのセッティングの改善に大きく貢献した。

 一方、チームメイトのザルコは午前中に行われたフリー走行で転倒。しかしこの転倒から「マシンへの理解が深まった」と言う通り、午後のプラクティスではトップとの差を約0.7秒縮めて1分37秒277を記録した。

■ルカ・マリーニ(FP1:25番手、プラクティス:24番手)
「今日はこれまでと同じような内容で始まった。コースレイアウト的にはもう少し期待していたけど、厳しい一日だったよ。新品タイヤでのアタックは、ライバルたちがさらにギャップを広げてくると思うので、そのギャップを縮めなくてはならない。また、今日は中上が力強い走りをみせていたので、僕たちも改善に向けて一晩かけて研究する必要がある。やるべきこと、試すべきことはまだまだたくさんあるよ」

■ジョアン・ミル(FP1:22番手、プラクティス:21番手)
「今日は開幕戦から予想していた通りの内容だった。残念ながらヘレスではコーナーの旋回性に苦労すると思っていたし、その通りの一日になった。でも、午後のセッションで変更したセットアップがうまく機能したことは、自信につながった。明日の予選では1分36秒台中盤のタイムを出せると予感できたし、今の具体的な目標が見えてきた。予選&決勝とチーム一丸になることで、目標を達成したい」

■ヨハン・ザルコ(FP1:19番手、プラクティス:18番手)
「プラクティスではラストラップにミスをしたせいでタイム更新のチャンスを逃してしまったけれど、まずまずのタイムで初日を終えることができた。午前中の走行で転倒したけれど、この転倒でマシンへの理解が深まった。前大会のアメリカズGPから今日にかけてフィーリングが改善されたので、一歩前進できたといえる。明日も引き続きマシンの改善に努め、今季ベストを目指すよ」

■中上貴晶(FP1:21番手、プラクティス:16番手)
「午前中のフリー走行はいつも通り厳しい走りでした。しかし、午後のプラクティスではフリー走行の1分38秒台から一気に1分36秒台に入ることができ、ポジションも16番手に上げられました。まだ課題は残るものの、今日の1分36秒台というタイムには満足しています。まだ小さな一歩ですが、とても重要な一歩を踏み出せました。明日もベストを尽くします」

■ステファン・ブラドル(FP1:24番手、プラクティス:23番手)
「いつものことだけど、MotoGPのレギュラーライダーたちと一緒に走るのはとても気持ちがいいね。現役ライダーと走ることで自分のスキルと速さがさびつかないようになるのはもちろんのこと、それ以上にほかメーカーのマシンと一緒に走ると大いに刺激を受けるのでとても有益だ。いつものように、明日あさってのスプリントと決勝を見据えながら、今大会でも自分たちの目標や課題、テストメニューに取り組んでいくよ。今日はいいスタートが切れたので、土曜日、日曜日とさらなるステップアップにつながればと思っている」

こんな記事も読まれています

トヨタの不適切事案は「法規要件より厳しい」試験がほとんど……そもそもの認証制度に課題はないの? 豊田会長が登壇で説明
トヨタの不適切事案は「法規要件より厳しい」試験がほとんど……そもそもの認証制度に課題はないの? 豊田会長が登壇で説明
ベストカーWeb
予選での不振の原因を探るリカルド「できるはずのことが常にできているわけではないのが明確」と苦しい胸中を明かす
予選での不振の原因を探るリカルド「できるはずのことが常にできているわけではないのが明確」と苦しい胸中を明かす
AUTOSPORT web
長ぁ い「ダブル連結トラック」なぜ普及しない? 物流問題の切り札 メーカー担当者がこぼした課題
長ぁ い「ダブル連結トラック」なぜ普及しない? 物流問題の切り札 メーカー担当者がこぼした課題
乗りものニュース
トヨタ新型「“最大級”ミニバン」 まさかの「エスティマ後継機!?」 アルヴェルよりデカい「シエナ」とは? 最上級版が中国登場で反響は?
トヨタ新型「“最大級”ミニバン」 まさかの「エスティマ後継機!?」 アルヴェルよりデカい「シエナ」とは? 最上級版が中国登場で反響は?
くるまのニュース
スーパーカー世代はみんな大好き!? 少年時代に憧れたランボルギーニ「カウンタック」の“25周年記念モデル”ってどんなクルマ?
スーパーカー世代はみんな大好き!? 少年時代に憧れたランボルギーニ「カウンタック」の“25周年記念モデル”ってどんなクルマ?
VAGUE
飾らないナチュラルさがカッコいい!ロイヤルエンフィールド「メテオ350」は自然体で楽しめる王道クルーザー
飾らないナチュラルさがカッコいい!ロイヤルエンフィールド「メテオ350」は自然体で楽しめる王道クルーザー
バイクのニュース
DS 7に「ヴォーバン」、防弾装甲仕様はPHEV
DS 7に「ヴォーバン」、防弾装甲仕様はPHEV
レスポンス
満タンで2100kmも走ってたったの220万円! トヨタが積むという噂も! BYD秦Lに日本車は太刀打ちできんのか?
満タンで2100kmも走ってたったの220万円! トヨタが積むという噂も! BYD秦Lに日本車は太刀打ちできんのか?
ベストカーWeb
新色「フラットコヨーテ」が【Kabuto】のシステムヘルメット「RYUKI」に追加!アースカラーがなかなかシブイ!  
新色「フラットコヨーテ」が【Kabuto】のシステムヘルメット「RYUKI」に追加!アースカラーがなかなかシブイ!  
モーサイ
ベスパLX125 ABS、ニューカラーラインナップで2024年モデル発売開始
ベスパLX125 ABS、ニューカラーラインナップで2024年モデル発売開始
モーサイ
ヤマハ発動機、電動アシスト自転車のショールームを横浜市西区に新設 6/6オープン
ヤマハ発動機、電動アシスト自転車のショールームを横浜市西区に新設 6/6オープン
日刊自動車新聞
絶好調続くRB角田裕毅、カナダで4戦連続の入賞を目指す「ポイントを獲得したことのないサーキットを、もうひとつ減らしたいですね」
絶好調続くRB角田裕毅、カナダで4戦連続の入賞を目指す「ポイントを獲得したことのないサーキットを、もうひとつ減らしたいですね」
motorsport.com 日本版
ヒョンデのモバイルサービスBEV「ヒョンデQちゃん」2号機が稼働開始。使える機能の充実で、活躍の場がさらに広がる
ヒョンデのモバイルサービスBEV「ヒョンデQちゃん」2号機が稼働開始。使える機能の充実で、活躍の場がさらに広がる
Webモーターマガジン
トヨタ豊田会長「長いリードタイムで多くの部署が関わり、原因は1つの理由ではない」
トヨタ豊田会長「長いリードタイムで多くの部署が関わり、原因は1つの理由ではない」
レスポンス
スバルが新型「ステーションワゴン“SUV”」発表! 上品ブルー×ブラック装備が超カッコイイ! アンダー700万円の「アウトバック“ウィルダネス”」に“熱望の声”も…中国に登場
スバルが新型「ステーションワゴン“SUV”」発表! 上品ブルー×ブラック装備が超カッコイイ! アンダー700万円の「アウトバック“ウィルダネス”」に“熱望の声”も…中国に登場
くるまのニュース
[car audio newcomer]トヨタ シエンタ(Kさん)by サウンドエボリューションログオン 後編
[car audio newcomer]トヨタ シエンタ(Kさん)by サウンドエボリューションログオン 後編
レスポンス
MOTUL Z、追い上げていた中での痛恨の追突。千代勝正「『なんとかしなきゃ』という気持ちが出過ぎた」
MOTUL Z、追い上げていた中での痛恨の追突。千代勝正「『なんとかしなきゃ』という気持ちが出過ぎた」
AUTOSPORT web
リバティCEO、コンコルド協定の議論でF1チーム同士を戦わせることはせず。NFLを手本にスポーツの成長を優先
リバティCEO、コンコルド協定の議論でF1チーム同士を戦わせることはせず。NFLを手本にスポーツの成長を優先
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村