現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 8万円の激安中古車大進化!! 6000円のブレーキシステム採用でパンドラの箱を開けた!?【激安中古車チャレンジ】

ここから本文です

8万円の激安中古車大進化!! 6000円のブレーキシステム採用でパンドラの箱を開けた!?【激安中古車チャレンジ】

掲載 更新 4
8万円の激安中古車大進化!! 6000円のブレーキシステム採用でパンドラの箱を開けた!?【激安中古車チャレンジ】

 筆者の物好きが高じてわずか8万円で購入した12年落ちのスーパーハイト軽ワゴン、パレット。過去の記事でもご紹介している通り、この車両は知人を通して譲ってもらった車両であり、通常の中古車店で車両を購入したときのように、納車前点検や整備などは行われていない。だから格安なのだが、今回は怪しい部分の正常化を相応の予算内で進めていく。

 一応、納車前にユーザー車検を通してもらっているため、車検時にチェックされる部分は“車検に通る範囲”では問題ないことになっているのだが、車検に合格した=2年間問題なく乗ることができる、というワケでないことは皆さんもご存知の通りである。

ドライバーに朗報? 三菱重工が荷役作業までやってくれる無人フォークの実証実験

文、写真/小鮒康一

待望の新品ローター&パッドでリフレッシュ

パッドとローターは、面ではなくわずかな点(光っているところ)で接触しており、点検に出した工場はサビが主な原因ではないかと判断


 まず真っ先に手を付けたのは、前回の点検でほとんど機能を果たしていなかったといっても過言ではないフロントブレーキだ。前述のように車検をパスすることができるレベルの制動力は有しているものの、背の高いボディや両側スライドドアを備え、さらに4WDモデルのため、車両重量が1トン近くある。しっかり正常化をしておきたい部分である。

 ローター裏面の状態は写真の通り。パッドが面ではなく点で接触しており、よくこの状態で車検を通過できたものだと驚くばかり。キャリパー自体の動きが悪化しているという懸念もあり、最悪はオーバーホールも覚悟していたが、点検チェックの結果、キャリパーの動きには問題ないという診断となった。不幸中の幸いと言えるだろう。

海外製の商品だったが、クオリティは全く問題なし。やはり新品は気持ちがいいものだ

 今回はパッドとともに、半ばレコード盤と化していたローターもセットで交換することにした。チョイスしたのは「純正同等品」としてネット販売されていた社外品で、価格はパッド付の2枚セットで6000円以下。安かろう悪かろうではなく、安さに主眼を置きつつも、性能を吟味したうえで選択した。海外製だが販売店の半年保証も付いており、今のところブレーキ鳴きなどもなく安定した制動力を発揮している。

路面と唯一接するタイヤには迷わずブランド品を選択

もともと装着されていたサマータイヤ(右)と交換したオールシーズンタイヤ(左)

 続いて交換したのは、スリップサイン間近まで摩耗し、細かなひび割れも発生していたタイヤである。雪が降る可能性も考慮してスタッドレスタイヤの装着を検討したが、どのみちサマータイヤが摩耗しきった現状では新たなタイヤを購入しなければならなくなるため、少々の雪であれば走破することが可能なオールシーズンタイヤ、グッドイヤーの「Vector 4Seasons Hybrid(ベクター 4シーズンス ハイブリッド)」をチョイスした。

 基本的に降雪時はクルマで外出しないようにしているのだが、今年は外出先で予想外の降雪に見舞われる可能性もありそうなので、ひとまずこれで家まで帰ることはできるだろう。ちなみにサマータイヤを新調しなくても済み、出費が抑えられたハズなのだが、その分ホイールを新調(といっても中古だが)してしまってなんの節約にもなっていない点はご愛嬌である。

 余談だが、今回チョイスしたホイールは日産ノート(初代)のライダーに純正採用されていたもので、センターキャップのみをスズキマークとするややこしいカスタマイズを施している。

ゴソゴソと自己流リフレッシュも行う

パレットでは投入時の写真を撮り忘れてしまったが、前の愛車Keiでも同じセットを投入していた

 完全に個人的な儀式だが、中古車を購入したら必ず清浄系燃料添加剤&エンジン内部洗浄剤を投入している。実際のところ、どこまで効果があるのかはなんとも言えない部分であるが、この儀式を行ったことで不具合が発生したことは過去に一度もないし、これをすることで諸々リセットできた気持ちになるためやっているという側面が大きい。

 特にエンジン内部洗浄剤は遅効性のものを使用しているため、投入後に3000kmほど走行する必要があり、その間に新たな車両が自分になじんでくるということもあるかもしれない。また、すっかりエアコンフィルターの存在を忘れていた(古いクルマの所有歴が長いので)のだが、こちらもご多分に漏れずしっかり汚れていたので、こちらもサクっと交換しておいた。

交換前のフィルター(右)は活性炭フィルターだったのかとも思ったが、裏側は白かったのでこれはすべて汚れということになる

そして突然のエンジンチェックラップ点灯

見たくなかったオレンジ色のニクイヤツ、それはエンジンチェックランプである……

 今回の正常化によって安心してドライブを楽しむことができるようになってきたパレット。そうなると快適装備のアップデートもしたくなってきてしまうもの。中でも早急に手を加えてみたいのがオーディオ類で、購入時はCD/ラジオの1DINデッキが装着されており、なんとipod対応! ただしDockコネクタ時代のもので、家からお古のiPhone4を発掘してきて接続したものの反応なし……。

 泣く泣くしばらくはラジオを聞いていたのだが、ふとした拍子に一切電波を拾わなくなってしまい車内で音楽を楽しむことができる環境が失われてしまったのである。と、そんな妄想をしていると、メーター内に突如オレンジ色のエンジンチェックランプが点灯……。これが点灯するということは、あんなことやこんなことが考えられ、本当の正常化はまだまだ先ということか。

 この続きはまた次回ということで。もちろん、エンジンに大きな問題なければだが。

こんな記事も読まれています

『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
motorsport.com 日本版
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
レスポンス
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
AUTOSPORT web
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
くるまのニュース
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
Webモーターマガジン
マツダ、マツダ2とロードスターの現行モデルで不正判明 アテンザやアクセラのエアバッグ試験でも
マツダ、マツダ2とロードスターの現行モデルで不正判明 アテンザやアクセラのエアバッグ試験でも
日刊自動車新聞
ブガッティで1000キロの旅!「タイプ35」の100周年記念イベントが開催! 世界中のオーナーがクラシックモデルでフランスを巡りました
ブガッティで1000キロの旅!「タイプ35」の100周年記念イベントが開催! 世界中のオーナーがクラシックモデルでフランスを巡りました
Auto Messe Web
約30万円分のアイテムをお値段据え置きで特別装備!「フィアット・ドブロ」の限定モデルが登場、記念フェアも開催!
約30万円分のアイテムをお値段据え置きで特別装備!「フィアット・ドブロ」の限定モデルが登場、記念フェアも開催!
LE VOLANT CARSMEET WEB
マツダが発表した不正行為の該当車種一覧
マツダが発表した不正行為の該当車種一覧
日刊自動車新聞
【MotoGP】ツーリング状態が長かったイタリアGP決勝、タイヤ内圧ルールがその原因? マルティン主張
【MotoGP】ツーリング状態が長かったイタリアGP決勝、タイヤ内圧ルールがその原因? マルティン主張
motorsport.com 日本版
BMW『5シリーズ・ツーリング』新型にPHEV、EVモード95km…今夏欧州設定へ
BMW『5シリーズ・ツーリング』新型にPHEV、EVモード95km…今夏欧州設定へ
レスポンス
ベルトーネが創立110周年にハイパーカーを引っ提げて華麗に復活! 6月9日に公開される「GB110」とは
ベルトーネが創立110周年にハイパーカーを引っ提げて華麗に復活! 6月9日に公開される「GB110」とは
WEB CARTOP
スズキ、「アルト」のブレーキで不適切行為が判明 性能は問題なしと確認済み
スズキ、「アルト」のブレーキで不適切行為が判明 性能は問題なしと確認済み
日刊自動車新聞
贅の極みはLSかセンチュリーかLMか……グランエースもある! 国産車の後席でもっとも快適なのはドレなのか4台を比較してみた
贅の極みはLSかセンチュリーかLMか……グランエースもある! 国産車の後席でもっとも快適なのはドレなのか4台を比較してみた
WEB CARTOP
【スーパーGT】性能調整がフェアじゃない! 元F1ドライバーから不満あがるほどのパフォーマンス見せる2号車muta。速さの秘訣はクルマづくりの緻密さか
【スーパーGT】性能調整がフェアじゃない! 元F1ドライバーから不満あがるほどのパフォーマンス見せる2号車muta。速さの秘訣はクルマづくりの緻密さか
motorsport.com 日本版
スバルが新型「WRX tS」初公開! オシャブルー内装&ワイドボディ採用!? 2024年後半に米国で発売へ
スバルが新型「WRX tS」初公開! オシャブルー内装&ワイドボディ採用!? 2024年後半に米国で発売へ
くるまのニュース
EcoFlowが自動車のオルタネーターの余剰電力を利用し1.3時間で1000Wh充電できる走行充電器「Alternator Charger」を発売
EcoFlowが自動車のオルタネーターの余剰電力を利用し1.3時間で1000Wh充電できる走行充電器「Alternator Charger」を発売
@DIME
【スクープ】アストンマーティンのV12搭載新型スーパースポーツに「ヴァンキッシュ」の名前が6年ぶり復活へ!
【スクープ】アストンマーティンのV12搭載新型スーパースポーツに「ヴァンキッシュ」の名前が6年ぶり復活へ!
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

4件
  • 安く買ってしっかりメンテする。
    リフレッシュされていく過程が楽しい。
  • メンテは自分で確りとね、何もかも自分でしても違反な事はない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

120.8149.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.096.0万円

中古車を検索
パレットの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

120.8149.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.096.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村