富士重工業は2016年1月26日、2010年度から2014年度に日本国内で販売したスバル車の人身事故件数について調査した結果を発表した。それによると運転支援システムの「アイサイト」搭載車は非搭載車に対して、1万台当たりの発生事故件数で、車両同士の追突事故では約8割減、対歩行者事故では約5割減、調査対象全体では約6割減であることが判明した。
この調査は富士重工業が、公益財団法人の交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータをもとに算出したもので、2010年度から2014年度に日本国内で販売したスバル車のうち、アイサイト搭載可能モデル(搭載車24万6139台/非搭載車4万8085台)の人身事故件数をその発生状況ごとに分類したものだ。
アイサイト搭載車は、国土交通省と独立行政法人の自動車事故対策機構(NASVA)が実施する予防安全性能アセスメントにおいて、すべての車種が最高ランクであるJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得している。今回の調査結果はその高い評価を裏付けるものとも言えるものだ。
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