現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > プレミアムSUV・BMW Xシリーズのはじまり【初代 X5 のDNA】

ここから本文です

プレミアムSUV・BMW Xシリーズのはじまり【初代 X5 のDNA】

掲載
プレミアムSUV・BMW Xシリーズのはじまり【初代 X5 のDNA】

輸入車 [2023.12.07 UP]


プレミアムSUV・BMW Xシリーズのはじまり【初代 X5 のDNA】
文●ユニット・コンパス 写真●BMW
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年1月号「羨望の的となるプレミアムSUVを徹底検証! Xシリーズを知ればBMWのいまがわかる!」記事の内容です)

BMWの今がわかる! プレミアムSUV「Xシリーズ」を徹底検証

BMWにとってなくてはならない定番モデルの地位にあるXシリーズ。なぜXシリーズは人気を勝ち得たのか。成功をたしかなものにした傑作モデル、初代X5の存在を振り返る。

 いまでこそ、1シリーズからMモデルまでフルラインアップしてBMWの中核を成しているXシリーズだが、初めから成功が約束されていたわけでは決してなかった。

 1990年後半、北米市場ではマーケットに新しい潮流が起きようとしていた。ピックアップトラックにキャビンをつけて居住性を高めたSUVが、急激に人気を集めたのだ。当然BMWもその流れに着目していたが、旧来のファンにとってBMWとSUVの組み合わせには、アレルギー反応に近い大きな違和感を覚えた。いま以上に、スポーツモデルを大事にするドライバー主義のブランドというイメージが強かったからだ。当時の北米向け4WD車の走りや品質は、クロカン車のそれだったのだ。

 しかし2000年に登場した初代X5は、そうした心配の声を実力で黙らせてみせた。

 スタイリングの印象は当時の5シリーズで、そこから期待するとおり室内の質感も高級セダンそのもの。それどころか、走らせてみてもライバルとは比較にならないほど、オンロードでの安定感に優れていた。BMWがX5のことをSUVではなく、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)だと主張するのも納得の出来栄えであった。

 その後もBMWは追撃の手をゆるめなかった。コンパクトからラージまでサイズバリエーションを拡大しつつ、よりスタイリッシュなデザインのクーペモデルSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)を展開。プレミアムSUVのパイオニアとして、新しい価値を提案してきた。

 駆け抜ける歓びをSUVの世界にもたらしたBMWのXシリーズ。そのパイオニアとしてのDNAは、最新モデルたちにも受け継がれている。


X5のスポーティイメージを訴求すべくワンオフで作られた「X5ルマン」(2000年)。700馬力のV12エンジンを搭載。

必要に応じて駆動力を配分するAWDシステム「xDrive」は、Xシリーズの販売に大きく貢献した。

6シリーズといえば美しいクーペ。2008年に登場した初代「X6」は、SUVにクーペのデザインを導入。

コンパクトクラスにもXシリーズが登場。初代「X1」(2009年)と「X2」(2018年)。

BMWの次世代を担う存在として「iX」は開発された。

こんな記事も読まれています

BMW『3シリーズ・ツーリング」、PHEVはEVモードの航続が98kmに拡大…欧州で改良
BMW『3シリーズ・ツーリング」、PHEVはEVモードの航続が98kmに拡大…欧州で改良
レスポンス
ヒョンデ Nブランドでニュルブルクリンク24時間レース、北米パイクスピーク、そしてプレステとのコラボを発表
ヒョンデ Nブランドでニュルブルクリンク24時間レース、北米パイクスピーク、そしてプレステとのコラボを発表
Auto Prove
日産「フェアレディZ 最強仕様」実車公開! 420馬力の“大排気量V6”&専用エアロが超カッコイイ! 「Z NISMO」に熱視線
日産「フェアレディZ 最強仕様」実車公開! 420馬力の“大排気量V6”&専用エアロが超カッコイイ! 「Z NISMO」に熱視線
くるまのニュース
こっちのトムスも速い! デロイトカラーの37号車が鈴鹿でポールポジション獲得。笹原右京「ヒントになるようなことが、最近たくさんあった」
こっちのトムスも速い! デロイトカラーの37号車が鈴鹿でポールポジション獲得。笹原右京「ヒントになるようなことが、最近たくさんあった」
motorsport.com 日本版
ランチアがラリー復帰へ、『イプシロン』新型で…212馬力ターボ搭載
ランチアがラリー復帰へ、『イプシロン』新型で…212馬力ターボ搭載
レスポンス
ヘッドライトの黄ばみはDIYで除去できる? 裏技「虫よけスプレー」を使うのはあり? 業界随一のオカルトグッズ評論家が指南します
ヘッドライトの黄ばみはDIYで除去できる? 裏技「虫よけスプレー」を使うのはあり? 業界随一のオカルトグッズ評論家が指南します
Auto Messe Web
止まらないマルティン、レコード更新しポールポジション獲得。マルケス転倒も上位4番手確保|MotoGPイタリアGP予選
止まらないマルティン、レコード更新しポールポジション獲得。マルケス転倒も上位4番手確保|MotoGPイタリアGP予選
motorsport.com 日本版
プジョーに乗ってライオンを見よう!? 那須サファリパークで特別試乗会を実施
プジョーに乗ってライオンを見よう!? 那須サファリパークで特別試乗会を実施
Webモーターマガジン
上り調子のデロイト トムス笹原&アレジ組がポール獲得! GT300は新型アストンが最速|スーパーGT第3戦鈴鹿
上り調子のデロイト トムス笹原&アレジ組がポール獲得! GT300は新型アストンが最速|スーパーGT第3戦鈴鹿
motorsport.com 日本版
ポルシェが「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」をテーマに伊「Fuori Concorso」に出展
ポルシェが「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」をテーマに伊「Fuori Concorso」に出展
レスポンス
スイスのメーカーってイメージないけど……F1参戦記録ももつ「モンテヴェルディ」のスーパーカー「ハイ450SS」が驚きのパフォーマンスだった
スイスのメーカーってイメージないけど……F1参戦記録ももつ「モンテヴェルディ」のスーパーカー「ハイ450SS」が驚きのパフォーマンスだった
WEB CARTOP
マクラーレンの”嬉しい誤算”。アップデートが低速域で予想以上の効果を発揮「嬉しいが、原因を探らないと……」
マクラーレンの”嬉しい誤算”。アップデートが低速域で予想以上の効果を発揮「嬉しいが、原因を探らないと……」
motorsport.com 日本版
WPL JAPANアウトドアRCカーに実車同様に悪路で遊べる「スズキ ジムニー グローバルエディションJIMMY WHITE」が登場
WPL JAPANアウトドアRCカーに実車同様に悪路で遊べる「スズキ ジムニー グローバルエディションJIMMY WHITE」が登場
@DIME
車内にもち込みたくないからってリヤワイパーに愛犬の排泄物を入れたコンビニ袋……は違反! どう処理すべきかプロの愛犬家に聞いてみた
車内にもち込みたくないからってリヤワイパーに愛犬の排泄物を入れたコンビニ袋……は違反! どう処理すべきかプロの愛犬家に聞いてみた
WEB CARTOP
発売1年で約7万台! ホンダの新型「シビックSUV」高級感&爽快な走りが人気に!「ZR-V」納期短縮ですぐ手に入る!?
発売1年で約7万台! ホンダの新型「シビックSUV」高級感&爽快な走りが人気に!「ZR-V」納期短縮ですぐ手に入る!?
くるまのニュース
スバル『WRX』に「tS」、STIチューンの足回り…米2025年型に設定
スバル『WRX』に「tS」、STIチューンの足回り…米2025年型に設定
レスポンス
6人乗りのレクサスLMが追加! アルヴェルのレクサス版なんて「言えない」中身を開発者から聞き出した
6人乗りのレクサスLMが追加! アルヴェルのレクサス版なんて「言えない」中身を開発者から聞き出した
WEB CARTOP
F1、アジアでのレース拡大を目指す? タイや韓国、インドネシアが候補地か
F1、アジアでのレース拡大を目指す? タイや韓国、インドネシアが候補地か
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1198.01520.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

46.01298.0万円

中古車を検索
X5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1198.01520.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

46.01298.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村