■7億円超えスーパーカーをDIYで再現
スーパーカーをDIYで再現するベトナムのユーチューバーグループ「NHET TV」が、パガーニ「ウアイラ」再現モデルの製作過程を記録した動画を公開しました。
【画像】「えっ…!」これが"自作!? まるで本物な「DIY ウアイラ」とその製作工程を画像で見る(65枚)
Vu Van Nam氏を中心とするNHET TVはベトナムで農家を営むかたわら、ランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」やブガッティ「シロン」、フェラーリ「488GTB」「ラ・フェラーリ」などを自作で再現。今回、イタリアのスーパーカー、パガーニ「ウアイラ」の再現モデル製作に着手しました。
ウアイラはイタリアのパガーニ・アウトモビリが2011年に発表したスーパーカーです。
AMG製6リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、最大出力730馬力、最大トルク1000Nmを発生。0-100km/h加速3.2秒、最高速度は370km/hに達します。
また、カーボンとチタンを組み合わせたモノコックフレーム、エレガントな曲線を描く軽量カーボンボディ、アルミやカーボン素材を活かした美しいインテリアなど、「走る芸術品」とも例えられています。
中には7億円を超えるモデルも存在するという、価格もスーパーなこのウアイラ、当然気軽に買える代物ではありません。「買えないならつくってしまえ!」
またまた、そんなノリでDIYウアイラの製作が始まりました。
まずはボディ製作用の型採りフレームを金属パイプで組み立てます。フレームに薄い鉄板などを貼りつけ、その上に粘土を盛り付け。
丁寧に形状を整え、ウアイラのフォルムを再現します。このフレームを使って、FRPボディを形成。粘土の上に樹脂を塗布し、グラスファイバーを貼り付けます。
硬化した後、ボディカウルを整形。ボディに下地塗装をして、ヘッドライトなどを取り付けて完成させます。
実際に再現モデルで使用するフレームもDIY。スチールパイプを溶接して組み上げます。サスペンションアームやドライブシャフトも自作で、エンジンは車種判別不明なほど古いトヨタ車のものをドライバーズシート後ろにしっかりとミッドシップ搭載している凝りようです。
迫力のガルウイングや前後計4枚の可変式フラップ、個性的な形状のフェンダーミラーなど、ディテールも忠実に再現しています。
彼らのDIYスピリットはエクステリアだけには留まりません。再現の難しいインテリアにもチャレンジします。
インパネやメーターフードに加え、バケットシートなどもFRPで自作。ステアリングは鉄パイプとパテで実車の形状を再現しています。
高価なアルミやカーボンをふんだんに用いた実車には及びませんが、DIYの限界をも超えたと思わせるインテリアの仕上がりは必見です。
DIY再生モデルをつくるたびにスキルアップし、再現度を高めている彼ら。コメントにも次回作へのリクエストが多数寄せられています。次回はどんなモデルを再現してくれるのか、期待が高まりますね。
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みんなのコメント
毎回、レベルが上がってて完成度が凄い。
是非、本物と並んで比べて欲しい。