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「Z4MロードスターをスーパーGT級のワイドボディで武装!」機関系ノーマルで筑波1分2秒台の実力!!

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「Z4MロードスターをスーパーGT級のワイドボディで武装!」機関系ノーマルで筑波1分2秒台の実力!!

目指したのはジェイズS2000+GT300マシンのシルエット!

純正比190mmワイドでコーナリング性能大幅アップ

日本一のタイムアタックイベント“Attack筑波2023”のパドックで、圧倒的な存在感を放っていたBMW Z4Mロードスター(E85)。スーパーGT300風のワイドフォルムが圧巻のサーキットスペックだ。

「父親が乗っていたこともあって昔からBMWには憧れていたんですが、特に小学生の時デビューしたZ4が大好きで。社会人になってすぐに購入しました!」とは、オーナーの“へかて”さん。

アストンマーティン純正のビリジアングリーンでオールペンされたエクステリアは、“へかて”さんの友人(プライベーター)が4年を費やして仕上げたというワンオフのワイドボディで武装。フェンダーの拡幅は片側95mm、全幅は純正の1780mmから1970mmへと大幅なワイドトレッド化が実行されているのだ。

ちなみに、デザインはジェイズレーシングのS2000やスーパーGT選手権の初音ミクZ4(初代)など、“へかて”さんが好きな車両の要素をミックスしているそう。完全にレーシングカーのシルエットだが、公認車検もきっちりと取得済みだ。

ボンネットはファイバー製の社外品をベースに、ワークショップ匠とREADY GO NEXT製のダクトを追加してクーリング性能を高めている。

GTウイングはドライカーボン素材のエスプリ052-Wをセレクト。強烈なダウンフォースに負けないよう、マウントステーはトランク貫通でボディと接合される。

ホイールは“へかて”さんが個人で立ち上げたブランド“Hecatech”のRH-01(11J+20)をセット。サイズとオフセットを自由に選択できる鍛造削り出しモデルだ。タイヤは295/35−18サイズのアドバンA052を履く。

足回りはアラゴスタのタイプS(F20kg/mm R28kg/mm)でセットアップ。フロントには実用性を考慮してロベルタカップ(リフターシステム)も備える。アーム類は基本的に純正だが、リヤのロワアームのみE46型M3 CSLのアルミ製へと交換し、軽量化と剛性アップを狙っている。

室内は運転席のみというスパルタンなシングルシート仕様。内装パーツは撤去され、ドライバーズシートもレカロRMSに変更するなど本気の作り込みが光るが、“へかて”さんの拘りでエアコンを始めとする快適装備は全て残されている。

心臓部のS54ユニットは、aFe製のダイレクトインテークとワンオフマフラーで吸排気環境を見直したライトチューン仕様だ。エンジン本体や制御系には一切手を入れていないため、最高出力は純正同等(343ps&37.2kgm)と思われる。

周囲のモータースポーツ好きに影響されるカタチで、Attack筑波2023への参戦を決意したという“へかて”さん。

現在のベストタイムは1分2秒016。残念ながらAttack本番では路面コンディションに翻弄されてタイム更新は叶わなかったが、伸び代はまだまだ残されているはず。2024年シーズンのAttack筑波には“BMWクラス”が新設されるという話なので、そこでの活躍にも期待が高まる一台だ。

PHOTO:Daisuke YAMAMOTO (山本 大介)/金子信敏
●取材イベント:Attack筑波2023

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みんなのコメント

4件
  • いやあ、分かんねえ
    速いんだかどうだか
  • Z4 GT3よりワイドなのかなと思ったら、あっちは全幅2010mmだった。
    HKSが昔Z4 GT3で公認車検通してたから、それと比較したいね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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