33年シーマ溺愛の伊藤かずえさん激白！ 「R32GT-Rかシーマかディーラーで悩んだんです!!」

「生まれた時から、ずっと日産なんです」。そう話す、女優・伊藤かずえさんが愛車とともにやってきた！ 愛車はインターネットなどでおなじみの高級セダン、日産「シーマ」。購入から33年。シーマ溺愛の「ウラ話」や、『スケバン刑事』の驚愕カースタント話などを大公開してもらった！

文：老川義博、ベストカーWEB編集部／写真：山上徳幸

■19歳の時、撮影の合間に教習所へ。実技も学科も一発クリア！

おなじみ！ 33年間ともにする日産シーマとともに取材現場にきた伊藤かずえさん。今日もエンジンは快調です！

　往年のドラマシリーズでは運命に翻弄されながらも力強く生きる少女といった役どころを演じ、人気を博した伊藤かずえさん。近年では人気シリーズ『ナースのお仕事』でもおなじみだ。そして、日産シーマオーナーとしても広く知られている。

「クルマは子どもの頃から家にあり、身近な存在。父は日産派で、サニーとスタンザはよく覚えています。夏には中津渓谷へ行き、バーベキュー。福島県までのお墓参りと茨城県にある一言主神社への初詣も恒例の長距離ドライブでした」

　運転免許を取得したのは19歳。

「『女風林火山』という時代劇で、幼少期の撮影が始まり、1カ月くらい出番がなかったんです。今しかないと思い、教習所に通いました。実技も学科も一発でクリアし、23日間で取りました。必死に勉強しました」

　すると、役でもクルマを運転することになった！

■いきなりランクルを運転し、爆発物をいくつも避けた！（←撮影の話です）

免許取得後、撮影でいいなり運転したのはなんとランクル！ なんか凄いっスね

「『スケバン刑事』のスペシャルで、ランドクルーザーを運転させられたんです。川に仕掛けられた爆発物をいくつも避けてクルマを止めると、ボンネットに大きな石が落ちてきて驚きましたね（笑）。ガラスも割れていて……。隣に浅香唯ちゃんを乗せていたので、無事でよかったです」

　そ、それは凄いエピソードとしか言うしかない。

　自身で最初に購入したクルマは日産エクサ。

「ルーフを外すとオープンになって、気持ちのいいクルマでした。運転しながらセリフの練習をすることも多かったですね」

　エクサには3年乗り、次はローレルを購入。「座り心地がよく、4ドアセダンっていいなと思いました」と伊藤さん。

■「娘が免許を取って、初めて運転したのは私のシーマ」

「駐車場でシーマを撮らせてくださいと言われることもよくありますね」と伊藤さん。声かけたくなる気持ち、わかります

　そして、次に乗り換えたのが、33年間、27万キロを共にすることとなる盟友のシーマ。1990年の購入だが、実はR32GT-Rかシーマか、ディーラーで悩んだという。これはこれで凄い逸話だ。

　記憶に新しい2021年、日産からの申し出で行われたレストアは大きな反響を呼んだ。

「駐車場でシーマを撮らせてくださいと言われることもよくありますね」

　33年の間には数々の不具合があったという。走行距離10万キロの時には不調のエンジンも載せ替えた。それから、さらに17万キロを超えたということになる。

「レストアしてもらってからは安定感が出ました。足回りも交換して振動もなくなり、オーバーホールされてエンジンも驚くほど静かになりましたね」と大満足の様子。3日に一度はエンジンをかけて整えているという。

「独身の頃から乗っていて、出産した病院から娘を乗せて帰ったのも、このシーマ。その娘が運転免許を取って、初めて運転したクルマもシーマなんです」と温もりのあるエピソードを語っていただいた。

「将来、運転免許を返納して、まだこのシーマがきれいだったら、日産ヘリテージコレクションに飾ってもらおうかな」

　シーマもきっと喜ぶでしょう。

■伊藤かずえ Profile
　東映の児童研究所に入り、子役としてドラマに出演。約2万人のなかから選ばれ、14歳で真田広之と映画『燃える勇者』でW主演をつとめる。『不良少女とよばれて』などに出演し、『ポニーテールはふり向かない』では主人公を演じた。
　最近、YouTubeチャンネル『やっちゃえ伊藤かずえ』を開設し、ユーチューバーとしても精力的に活動している。

■出身地：神奈川県
■生年月日：1966年12月7日
■血液型：A型

Comments

[kmq********]

かずえ様は､昔からエルパソブランケットみたいのを運転席のシートカバー代わりにしている

[こう]

もうね、伊藤かずえさんセンス良すぎ！