優秀なシャシーへ不釣り合いなサイドバルブ
偉大なアレック・イシゴニス氏の設計による、新しいモーリス・マイナーが発表されたのは1948年。戦後の英国に大きな話題を巻き起こした一方、手放しでは喜べない人も少なくなかった。
【画像】足りないのは馬力だけ モーリス・マイナー 後継のミニ 同時期のオースチンとフォードも 全120枚
アメリカ車を彷彿とさせる、スタイリッシュなモノコックボディに、独立懸架式のトーションバー・フロントサスペンション。その頃としては際立って正確な、ラック&ピニオン式のステアリングラックも組まれていた。
ところが、ずんぐりと膨らんだボンネットの下に載っていたのは、戦前のモーリス・エイトでも活躍した、918ccのサイドバルブ4気筒エンジン。
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