もしも、伊勢湾にアクアラインのような道路があったとしたら?
皆さんは、三遠伊勢連絡道路、または伊勢湾口道路という、海峡横断道路の構想をご存じだろうか。これは、愛知県渥美半島と三重県志摩半島間に、東京湾アクアラインのような高架橋もしくは海底トンネルを建設しようというもの。そのため「伊勢湾アクアライン」といわれることもあるが、事業化には至っておらず、事実上は凍結されたも同然の構想である。
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中部圏開発整備地方協議会の資料をみてみると、三遠伊勢連絡道路は、起点の静岡県西遠地域から、豊橋市、渥美半島、鳥羽市を経過し、終点の伊勢志摩地域に至るとしている。延長は湾口部(海上)約20km、陸上部約70km、総延長は約90kmとなる見通しだ。土木のアポロ計画といわれた東京湾アクアラインは、橋梁部4.4km、海底トンネル部9.5kmで、海上の延長はおよそ14km。伊勢湾口道路の海上部分は、さらに長距離となる。橋梁案となるか海底トンネル案となるかわからいないが、伊勢湾に橋梁を建設することになれば極めて大規模な橋梁になる。名前を付けるとすれば伊勢大橋あたりか。
中部圏開発整備地方協議会の資料によると、伊勢湾口道路は東名高速、伊勢道と接続して伊勢湾環状道路を構成し、三遠南信道、中部縦貫道などと合わせて、中部圏の広域的な交通ネットワークを築くものになるとしている。
構想は半世紀以上前からあった伊勢湾アクアライン
伊勢湾口道路の構想そのものは半世紀以上前にできあがっていた。1967年(昭和42年)に伊勢湾口道路調査委員会を設置し、1979年(昭和54年)には伊勢湾架橋促進期成同盟会を設立、1988年(昭和63年)をむかえ、同盟会と協議会を統合した伊勢湾口道路建設促進期成同盟会に至っている。翌年の1989年(昭和64年)には、建設庁も一部の調査に着手した。しかし、地道な調査は続けていたものの、それ以上、調査や事業は進められることなく、今では、人々の記憶も薄れた幻の道路事業となってしまった。もしも、東京湾アクアラインのように伊勢湾口道路が建設されていれば、中部圏の幹線において二重三重のリダンダンシー(代替路)として機能したり、東京湾アクアラインや瀬戸大橋のように観光資源としても活躍したことだろう。だか、ベネフィットに対してコストが見合わなかったのだろうか。残念ながら実現には至っていない。
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みんなのコメント
三重県側に人口も産業も少なすぎる
津以北は今まで通り名阪で十分だから、この間だけしか通らないなら壮大なる無駄遣い。
よしんば出来たところでバカ高い通行料とられて使う人も少ない。
平日の伊勢道通ったらわかるのでは?