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メルセデスEQ EQB 350 4 マティック【3分で読める輸入車解説/2023年版】

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メルセデスEQ EQB 350 4 マティック【3分で読める輸入車解説/2023年版】

メルセデスEQ EQB 350 4 マティック(Mercedes-EQ 350 4MATIC)
現行モデル発表日:2022年7月14日
車両価格:906万円

3列シートを持ち、万能に使えるBEV
発売時におけるEQBのラインナップは「250」と「350 4マティック」の2グレードで、パワートレーンが大きく異なる。ポイントは先発のEQAとは異なり、出力密度、効率、出力定常性に優れることから、新たに同期モーターを採用したことだ。

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250には190ps/385Nmを発生する新設計の同期モーターが搭載されており、前輪を駆動する。WLTCモード航続距離は実に520kmに達する。

一方、350 4マティックはフロントに誘導モーター、リアに同期モーターを搭載して4輪を駆動する。システム最高出力は292ps、最大トルクは520Nmと強力だ。66.5kWhの駆動用バッテリーは共通で、こちらも468kmとなかなか長い航続距離を実現している。

今回はこの両モデルに試乗することができたが、どちらも走りはBEVらしく静かで滑らか、力強い点は同じ。先発のモデルと比べ、加減速の制御が緻密になり、繊細な操作にも応えてくれるように感じられた。

足の長さが強みの250もペダルを踏み込めばトルクステアが顔を出すほど力強いが、0→100km/h加速タイムが3秒も速い350はさらに力強い加速を見せる。加速の仕方もフロントで引っ張るのとリアから押し出すのでは感覚が大きく異なり、350ではトルクステアも軽減される。

回生レベルはパドルシフトにより3段階の強さが選べるのに加えて、レーダーが検知した先行車両との車間距離や走行状況に応じて回生レベルを自動調整するという「D Auto」というモードが設定されているのが特徴。このモードを選んでおけばどこでも効率よくスムーズに走れて重宝する。

AMGラインパッケージを装着すると、タイヤ&ホイールが18インチから20インチに、コンフォートサスペンションからスポーツサスペンションになる。後者には路面状況に応じて減衰力を最適に調整するアジャスタブルダンピングシステムが備わり、これがなかなかのもの。乗り心地は快適ながら挙動の乱れも小さく、フラット感のある走りを実現し、好印象だった。

いちSUVとして、いちBEVとして万能に使え、中身も最先端というのがEQBの強みであると感じた。(文:岡本幸一郎)

メルセデスEQ EQB 350 4 マティック 主要諸元
全長:4685mm
全幅:1835mm
全高:1705mm
ホイールベース:2830mm
重量:2160kg
パワーユニット:2モーター(フロント+リア)
システム最高出力:215kw (292ps)
システム最大トルク:520Nm
バッテリー容量:66.5kWh
一充電走行距離:468km
駆動方式:4WD
サスペンション形式:前ストラット/後4リンク
タイヤサイズ:235/55R18

[ アルバム : メルセデスEQ EQB 350 4 マティック はオリジナルサイトでご覧ください ]

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