現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【映画】『TAXi ダイヤモンド・ミッション』 プジョーが主役の「TAXi」シリーズ、新たな展開を見せフルスピード発進!

ここから本文です

【映画】『TAXi ダイヤモンド・ミッション』 プジョーが主役の「TAXi」シリーズ、新たな展開を見せフルスピード発進!

掲載 更新
【映画】『TAXi ダイヤモンド・ミッション』 プジョーが主役の「TAXi」シリーズ、新たな展開を見せフルスピード発進!

お正月気分もさめやらぬ時期だが、映画「TAXi」の新作が公開される。しかも、あのプジョー407のスーパータクシーがスクリーンを縦横無尽に駆けめぐる!
©2018 – T5 PRODUCTION – ARP – TF1 FILMS PRODUCTION – EUROPACORP – TOUS DROITS RÉSERVÉS

警官とタクシー運転手のコンビが強盗団を追う!
その第1作目が1988年に公開されてから、クルマ好き、コメディアクション映画好きらに支持されてシリーズ化された「TAXi」。これまでにフランス版映画が4本、米国リメイク、TVシリーズと製作が続いてきた中、新たなフランス版作品がこの新春、日本に上陸する。

【やんちゃなトヨタ】WiLL サイファ トヨタのやり過ぎた傑作車たち その11

クルマ好きにとって映画「TAXi」シリーズが楽しいのは、何より実際に販売されているプジョー406や407の改造車が映画の中で活躍すること。つまり実際に自分たちが乗って走れるクルマが映画という魔法の中に現れることに起因する。それは例えるなら、子供の頃にテレビの「仮面ライダー」で、主人公が乗るスズキのオートバイをベースにした改造車サイクロン号に、自分も乗れるかもと憧れた感覚に近いかもしれない。

これまで映画ではプジョー407以外に605、メルセデス・ベンツ、スバル・インプレッサWRC、三菱ランサーエボリューションなどが活躍してきた。今回の新作映画でメインに活躍するのは、これまで同様プジョー407(もはや旧型だ)と、カーチェイスを繰り広げるライバルにフエラーリ458、ランボルギーニ・アヴェンタドールといったスーパーカー。それらがロケ地のマルセイユ市街地を猛スピードで駆け抜けて行く、これぞカーアクション映画というゴージャス感が満点だ。

個人的な見解もあろうが、やはりプジョーというと二世代前の306シリーズあたりが、一番プジョーらしい走りとデザインだったような気がする。現行発売されている208や308、508などの全体的に丸味を帯びたデザインは、どこかファミリーカー的でプジョー独特の走りを想起させてはくれない。やはり独特のサスペンションによる“猫足”と呼ばれた乗り味や、イタリアのカロッツェリア・ピニンファリーナによるスタイリングが、プジョーとしての存在感を立脚していたように思われるのだ。

もちろんクルマのスタイリングなどは、それこそ映画と同じで個人の好みがあるのだから、どれが正解というものではないのだが…。それでもプジョーと聞くとずっとクルマ好きの人たちならば、あの独特のカーブを持ったサイドカットのデザインを思い出す人も多いのではないだろうか。

さて、新作「TAXi」映画となれば現行の308や508シリーズが使用されるのかと思いきや、これまで活躍していた407を使用。そこには前述したようなプジョーという存在感を持ったクルマへのこだわりもあったような気がする。

今回の新作では前作までの登場人物とはメンバーも一新(レギュラーメンバーの名物署長などは役どころを変更して登場)。物語は、パリのスピード狂警察官・マロが問題を起こしマルセイユへと左遷されたことから展開していく。左遷された先ではスーパーカーを駆る宝石強盗団が大暴れ。マルセイユ警察車ではまるで歯が立たない現状があった。

マロは伝説の改造プジョーのタクシー運転手・ダニエルが運転していたプジョー407を手に入れ、ダニエルの甥のタクシー運転手・エディとコンビを組んで強盗団に立ち向かうことに。そんな折り世界最大のダイヤモンド“カシオペア”がマルセイユに到着するという情報が。宝石強奪計画を阻止するためマロとエディは宝石強盗団のボス・トニードッグらとのカーチェイスに…。

「TAXi」シリーズには快活なカーアクションとしての楽しさが軽やかに詰まっており、派手なクラッシュシーンにも悲惨さを感じることが少ない。それはまるでイタリアやフランスの明るい太陽のようで、クルマを単なる移動手段としての道具としか考えていないならば出てこない雰囲気や感覚。もしかしたら、そこにはクルマが大人の遊び道具として人生を楽しむ要素のひとつという精神があるからなのではないだろうか。(文:永田よしのり)

1月18日公開
上映時間:103分
監督:フランク・ガスタンビド
出演:フランク・ガスタンビド、マリク・ベンタルハほか
配給:アスミック・エース

[ アルバム : 『TAXi ダイヤモンド・ミッション』 はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1中国GP】際立っていたフェルスタッペンとノリス。ハミルトンが本領発揮
【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1中国GP】際立っていたフェルスタッペンとノリス。ハミルトンが本領発揮
AUTOSPORT web
【中古車チェック】長距離走行の才能とスポーティなルックスを両立させたいなら「アウディ A5 スポーツスポーツバック(F5)」がおすすめ?
【中古車チェック】長距離走行の才能とスポーティなルックスを両立させたいなら「アウディ A5 スポーツスポーツバック(F5)」がおすすめ?
AutoBild Japan
【ドラレコ、延長保証に特別装備も】 アルファ「ジュリア」/「ステルヴィオ」 82台の限定車
【ドラレコ、延長保証に特別装備も】 アルファ「ジュリア」/「ステルヴィオ」 82台の限定車
AUTOCAR JAPAN
スマートがワイルド&タフに進化、『コンセプト#5』市販モデルは年内発売…北京モーターショー2024
スマートがワイルド&タフに進化、『コンセプト#5』市販モデルは年内発売…北京モーターショー2024
レスポンス
スピンしまくる2代目トヨタ[MR2]は危ないクルマだった!? 2026年に復活するって本当なの!?
スピンしまくる2代目トヨタ[MR2]は危ないクルマだった!? 2026年に復活するって本当なの!?
ベストカーWeb
トーヨータイヤが小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」と、小型EVトラック専用リブタイヤ「NANOENERGY M151 EV」の2モデルを発表
トーヨータイヤが小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」と、小型EVトラック専用リブタイヤ「NANOENERGY M151 EV」の2モデルを発表
くるまのニュース
より安心で快適な軽バンへ!ホンダが「N-VAN」の新型モデルと特別仕様車を発売
より安心で快適な軽バンへ!ホンダが「N-VAN」の新型モデルと特別仕様車を発売
バイクのニュース
シックなブルーの350台限定車 フィアット500/500Cグランデ・ブル 同時に新グレード追加も
シックなブルーの350台限定車 フィアット500/500Cグランデ・ブル 同時に新グレード追加も
AUTOCAR JAPAN
751馬力! BMW「XM」をACシュニッツァーがカスタマイズ。史上最強のMに挑みました
751馬力! BMW「XM」をACシュニッツァーがカスタマイズ。史上最強のMに挑みました
Auto Messe Web
三菱コンパクトSUVが、もっとハンサムに変身! 改良型「ASX」は日本の町並みにもきっと似合う
三菱コンパクトSUVが、もっとハンサムに変身! 改良型「ASX」は日本の町並みにもきっと似合う
Webモーターマガジン
バニャイアが今季初の初日トップ。「異なる作戦」で表彰台を阻んだ問題解決に取り組む/第4戦スペインGP初日
バニャイアが今季初の初日トップ。「異なる作戦」で表彰台を阻んだ問題解決に取り組む/第4戦スペインGP初日
AUTOSPORT web
ペナルティで3位失うも、スプリント好走にクアルタラロ満足。決勝は「トップ10なら良い結果」
ペナルティで3位失うも、スプリント好走にクアルタラロ満足。決勝は「トップ10なら良い結果」
motorsport.com 日本版
MINIに“新顔”登場、電動クロスオーバー『エースマン』世界初公開…北京モーターショー2024
MINIに“新顔”登場、電動クロスオーバー『エースマン』世界初公開…北京モーターショー2024
レスポンス
ホンダ:中上はホンダ勢最上位の16番手。ザルコ「今日の転倒でマシンへの理解が深まった」/第4戦スペインGP初日
ホンダ:中上はホンダ勢最上位の16番手。ザルコ「今日の転倒でマシンへの理解が深まった」/第4戦スペインGP初日
AUTOSPORT web
レクサスの「“ミッドシップ”スーパーカー」!? 美麗シルエットが超カッコイイ! まさかの「ミッドエンジンLC」CGの実現性は?
レクサスの「“ミッドシップ”スーパーカー」!? 美麗シルエットが超カッコイイ! まさかの「ミッドエンジンLC」CGの実現性は?
くるまのニュース
新車のクラシックバイク、ロイヤルエンフィールドの伝統を、名を受け継いだ「ブリット350」にアクティブバイク女子、指出瑞貴が乗ってみました!!
新車のクラシックバイク、ロイヤルエンフィールドの伝統を、名を受け継いだ「ブリット350」にアクティブバイク女子、指出瑞貴が乗ってみました!!
バイクのニュース
ヤマハ:クアルタラロ、リンスともにコーナリング性能に苦戦。「ブレーキングで考えすぎてしまう」/第4戦スペインGP初日
ヤマハ:クアルタラロ、リンスともにコーナリング性能に苦戦。「ブレーキングで考えすぎてしまう」/第4戦スペインGP初日
AUTOSPORT web
スイフトのリッター24km超えも優秀だけど……ヤリスはリッター36kmで圧勝!! 燃費で選ぶコンパクトカー
スイフトのリッター24km超えも優秀だけど……ヤリスはリッター36kmで圧勝!! 燃費で選ぶコンパクトカー
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

569.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.8157.3万円

中古車を検索
407 クーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

569.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.8157.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村