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オラオラ顔どころじゃない! イカツすぎるSUV3選

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オラオラ顔どころじゃない! イカツすぎるSUV3選

■昔のクロカン4駆は無骨さがカッコイイ!

 現在、日本のみならず海外でも高い人気を誇るSUVですが、その多くは悪路走破性よりもシティユースを重視したクロスオーバータイプです。

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 外観は洗練されたデザインのモデルが主流で、なかにはクーペに近いスタイルのSUVも存在します。

 一方で、かつて販売されていたクロスカントリータイプのSUVでは、重厚なスタイルのモデルが人気でした。

 そこで、無骨なデザインのSUVを3車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「メガクルーザー」

 1996年に発売されたトヨタ「メガクルーザー」は、大規模災害時の人命救助などの任務を迅速に遂行するために開発された、陸上自衛隊の高機動車をベースにした民生モデルです。

 大きなボディサイズや車体形状から、「和製ハマー」とも呼ばれていました。

 メガクルーザーならではの特徴として、狭い場所でも機動力が発揮できるように最大12度の逆位相4WS(4輪操舵)を装備し、全長5090mm、全幅2170mmの巨大なボディでありながら、最小回転半径は5.6mを実現。

 搭載されたエンジンは4.1リッター4気筒ターボディーゼルで、最高出力170馬力、最大トルク43.0kgm。トルクを重視した仕様で、組み合わされるトランスミッションは4速ATのみでした。

 駆動方式はフルタイム4WDで、トルセンLSD、デフロック、後輪にはオプションでタイヤ空気圧調節機能も装着可能とし、高い悪路走行性能を誇ります。

 すでに一般向けモデルは生産終了となっていますが、自衛隊用は政府からの要請による都度生産となっており、現在も納品されています。

 災害時に現場へ派遣されるので、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

●日産「サファリ」

 三菱「ジープ」と並んで国産クロスカントリー車の先駆けだった日産「パトロール」の後継車として、1980年に初代「サファリ」が登場します。

 1987年にモデルチェンジされた2代目では、サスペンションを初代の4輪リーフリジッドからコイルスプリングへ変更するためにフレームも新設計され、オンロード走行時の操縦安定性と快適性が大幅に改善されました。

 ボディバリエーションは、ロングホイールベースの4ドアに「エクストラ」と「エクストラハイルーフ」、ショートホイールベースの2ドアの3種類が用意され、ワイドトレッド化のために張り出したフェンダーによって全車1ナンバー登録です。

 その後、1988年には4速AT車の追加、1991年には3ナンバー登録のワゴンもラインナップされ、エクストラでは3列目シートが追加された7人乗りが設定されるなど、幅広いユーザーを獲得します。

 また、2代目サファリは発売当初、全車ディーゼルエンジンでしたが、ワゴンにはガソリンエンジンが設定されて静粛性も向上。

 大柄で迫力のあるボディのサファリは、スマートな印象のトヨタ「ランドクルーザー」と人気を二分し、1990年代のRVブームをけん引するモデルとなりました。

■スーパーカーのエンジンを搭載したSUVとは!?

●ランボルギーニ「LM200」

 ランボルギーニ「ウルス」を同社初のSUVだと認識している人も多いと思いますが、じつは1980年代にもSUVを販売していました。

 ランボルギーニは1977年のジュネーブモーターショーで、リアミッドシップのアメリカ軍向け高機動車「Cheetah(チーター)」のプロトタイプを展示し、1981年にはチーターを一般向けにモディファイした「LM001」発表。

 そして、1982年には4.8リッターV型12気筒エンジンを、アルミとFRPでつくられたボディのフロントに搭載した「LM002」を、ランボルギーニ初の市販オフロードカーとして発表し、1986年から販売を開始しました。

 そして1986年以降はパワーユニットを改良し、最高峰スーパーカー「カウンタック」用の5.2リッターV型12気筒エンジンを、過酷な環境下でも使用できるように改良したうえで搭載しています。

 外観はチーターのイメージを踏襲していますが、フロントエンジンとしたことでボンネットが高くなっており、サイドビューは車高が高い直線基調のセダンのような形状です。

 駆動方式はフルタイム4WDで、悪路走破性の高さだけでなく、最高速度210km/h、0-100km/h加速7.8秒と、当時のオフロードカーとしては驚異的な走行性能を誇りました。

 オールレザーの内装や、オーダー次第でさまざまな装備を追加できるなど、LM002はプレミアムSUVの先駆け的存在でしたが、1993年に生産を終了。

 その後、2018年に発売されたウルスによって、ランボルギーニ製SUVは復活を遂げたのです。

※ ※ ※

 クロスカントリーモデルの源流をたどると、行き着く先は軍用車で、ハマー「H1」や前出のメガクルーザー、ジープも軍用車から派生しています。

 軍用車は機動力や機能を最優先に開発されていますが、フロントフェイスのデザインもポイントで、人が威圧感を感じて恐れるようなデザインとすることで、視覚的な効果を狙っているそうです。

 かつてのクロスカントリーモデルがいかついのも、そうした流れからかもしれません。

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みんなのコメント

4件
  • いや、どう見てもいかつくはないと思うぞ。
    サファリなんて、ファニーな感じすらするし。
  • 大きいからイカツイというなら、それはもうデザイン関係ないじゃん。
    頭大丈夫か?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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