さらにスタイリッシュに、さらにパフォーマンスを！アウディ、「S3」のアップグレードを発表

外観・室内からエンジン・足周りまで全てを一新

アウディは「S3」に大幅なアップグレードが行ったことを発表した。出力向上、トルクスプリッターの採用などにより、強力なパフォーマンスと俊敏なハンドリングが研ぎ澄まされたという。

【画像8枚】迫力を増したルックスやシャープなインテリアを見る

この新型S3スポーツバックおよびS3セダンは、2024年第2四半期に発売される予定とのこと。以下、その改良内容を簡単にお伝えしよう。

さらなるパフォーマンス：333PSを発生する2.0 TFSI
新型S3は最高出力333PS、最大トルク420Nmと、これまで以上にパワフルに。2.0 TFSIは、出力で23PS、トルクで20Nmアップしている。その結果、0～100km/h加速は4.7秒となる。さらに7速Sトロニックにより発進トルクがアップし、より素早いスタートが可能に。

さらなるドライビングダイナミクス：トルクスプリッターを備えたquattroドライブシステム
RS 3に続きS3にもトルクスプリッターが搭載され、敏捷性と安定性が向上。このテクノロジーは、左右のリヤホイールの間で駆動トルクを可変配分するもの。電子制御により、運転状況と選択されたモードに応じて、コーナー内側と外側のリヤホイール間でトルクを最適に配分するという。

さらなる感動：アウディドライブセレクトモード ダイナミックプラス
アウディドライブセレクトには、快適性重視からダイナミックな設定まで、6つのモードを設定。新型S3では、従来のドライブモード（オート、コンフォート、ダイナミック、インディビジュアル、エフィシェンシー）へさらに、新しくダイナミックプラスモードが加わった。これを選択すると、トルクスプリッターがリヤアクスルおよびコーナー外側のホイールに可能な限り多くの駆動トルクを配分するという。このモードを選択するとダイナミックモードと比較してスタート時のパフォーマンスがさらに向上、スロットルレスポンスもさらにダイレクトになるという。

さらなる精度：サスペンションの最適化
より硬いベアリングを備えたウィッシュボーンと、よりネガティブキャンバーを可能にする新しいピボットベアリングにより、ステアリングレスポンス、およびラテラルコントロール（横方向の制御）が向上。これにより、コーナリング時のグリップとダイナミクスが強化されたという。

またS3シリーズにはSスポーツサスペンションが標準装備、Audi A3と比較すると車高が15mm低くなる。さらに新世代ESCも採用、ホイールセレクティブトルクコントロールもさらに進化を遂げ、トラクションが向上するとともに、減速時の挙動が改善されたという。

さらなるグリップ：2種類の新しい19インチタイヤ
S3は18インチ（225/40）タイヤを標準装着、さらに2種類の19インチ（235/35）タイヤがオプションで設定されている。今回ファルケン（Falken）製のスポーツタイヤをラインナップに追加、このタイヤは特にドライコンディションで、非常に高いグリップ力と安定性を提供するという。

さらなる減速：より大径のブレーキディスク
ブレーキの強化により、ドライビングダイナミクスも高まっています。アップグレードされたAudi S3には、フロントアクスルに大径のベンチレーテッドブレーキディスクが装備されています。パフォレーテッドタイプのディスクは、視覚的なハイライトにもなっています。18インチのスチールブレーキの直径は357mm、厚さは34mmで、以前よりも4mm厚くなっています。フロントブレーキの2ピストンキャリパーも新たに採用され、大きなパッドと広いディスクの摩擦面積により、熱や負荷に対する容量が増し、その結果、制動力が高まっています。

さらなる表現力：先進的なデザイン
エクステリアもアップグレード。六角形のフレームレス シングルフレームは、よりフラットでワイドな形状の新構造が特徴で、大型のサイドエアインテークとともに、そのダイナミックなキャラクターを印象づける。フロントスポイラーの2本の垂直ストラットは、モータースポーツからインスピレーションを得たものとのこと。ボディカラーでは今回初めて、デイトナグレーにマット仕上げが追加された。

さらなる多様性：最大4種類の異なるデイタイムランニングライトシグネチャー
ライティングデザインはよりフラットな形状となり、S3の幅広さを強調。今回A3シリーズとしては初めてMMIを使用し最大4種類のデジタルデイタイムランニングライトシグネチャーを選択できるようになった。

さらなるカリスマ性：研ぎ澄まされたインテリア
インテリアの印象もこれまで以上にシャープに。シフターのデザイン、エアベント、ファブリックの装飾インレイ、インテリアライトに至るまで、多くをリニューアルしている。

標準装備のアンビエントライトパッケージプラスは、シフターの手前、ドア、足元の収納コンパートメントを照らすが、センターコンソールとカップホルダーにもコンツァーライトが装備されることとなった。

注目すべき新しいデザインエレメントの1つに、300回のレーザーカットが施された、フロントドアのファブリックパネルがある。パネル内に設置された光源によって5つのセグメントが照らされるが、それぞれ異なるサイズであることにより、ダイナミックな光の流れが生み出されたという。このライトは、車両のロック時とロック解除時にも点灯する。

さらなる機能性：オンデマンドでアプリと機能を統合
新型S3は、数多くのコネクテッドサービス、オンデマンド機能、アプリストアによりデジタル化された、高度なコネクテッド機能を装備。DAB+デジタルラジオと10.1インチのタッチディスプレイに加えて、アウディバーチャルコックピット、ワイヤレス充電機能を備えたスマートフォントレイがすべて標準装備、センターコンソールのフロントUSB C充電ポートふたつに加え、標準でリヤシートにも2つのポートが設置された。

オプション機能には、MMIナビゲーションプラス、Audi connectのフルサービス、車両のディスプレイを介して、幅広いアプリケーションを使用可能なアプリストアへのアクセスが含まれている。選択したアプリは車両のインフォテインメントシステムに直接インストール。また、ボイスコマンドを介してのアプリ操作も可能だ。車両購入後でもmyAudiアプリを介して、最大5つの個別のインフォテインメントおよび快適機能が追加可能だという。