2023年6月23日(現地時間)、ドイツのBMW AGは5月に発表した新型5シリーズの高性能モデル「新型M5」にツーリングを設定することを正式に決定し、そのプロトタイプの写真を公開した。このプロトタイプは早速、世界中の街での実走行で最終チェックのテストを行うことになる。5月に発表された新型5シリーズはセダンのみで、ツーリングモデルの公開も初めて。M5ツーリングの復活は第4世代以来で、13年ぶりとなる。
新型M5 セダンは2023年、M5 ツーリングは2024年に登場
1985年、5シリーズのボディに、M1の高回転型の4バルブ直列6気筒エンジンを搭載した初代「M5」が登場。BMW M社によって手作業により1台1台組み立てられたこの特別な5シリーズは、たちまちアウトバーンの王者となり、伝説的存在となった。
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その後、M5は40年近くにわたり、高性能セダンセグメントにおけるドライビングダイナミクスのベンチマークであり続け、レースで培ったノウハウ、駆動系やサスペンション、エアロダイナミクス、軽量化技術など、先駆的な革新を盛り込みながら進化を続けてきた。
歴代M5に投入された、6気筒、8気筒、10気筒のエンジン、Mツインパワーターボテクノロジー、高回転技術、Mカーボンセラミックブレーキ、 M xDrive 四輪駆動システムなどは、技術的マイルストーンとなっている。
新型M5のパワートレーンの詳細は明らかになっていないが、4.4L V型8気筒ツインターボエンジンに2つの電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載すると言われている。
BMW M社の開発責任者であるデルク・ハッカー氏は「典型的な M パフォーマンスを備えたハイブリッド ドライブ システムを他の高性能車にも搭載しています。M5 セダンと同様、ツーリングにも、完全に新開発された部分電動駆動システムが搭載されます」と語っている。
7代目となる次期M5はさらなるパフォーマンスを実現にするために新たなイノベーションを導入するというが、ここに新しい技術が盛り込まれているのかもしれない。
妥協のない快適性、実用的な広さを備えた新しい個性に期待
新型M5セダンはすでに世界中の街やテストコース、サーキットでのテストを完了。開発の最終段階に入っているという。
そんなM5にツーリングモデルが設定されるというのはビッグニュースだ。
初代M5ツーリングは第2世代のM5 セダンをベースとして1992年に発売され、2007年に発表された第4世代のM5でもツーリングバージョンが設定された。このM5ツーリングは高性能と日常の実用性の組み合わせを象徴していたが、モータースポーツとの関連性のなさを指摘する声もあり、それ以来、途絶えていた。しかし、M xDriveを搭載したM3として初のM3 コンペティション ツーリングの成功もあり、高性能なプレミアムツーリングが見直されることになったようだ。
新型M5 セダンは2023年に登場。Mの典型的なパフォーマンス、長距離での妥協のない快適性、実用的な広さを備えた新しいBMW M5 ツーリングは2024年に復活する予定だ。
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