「荷台が伸びる！」 “斬新発想”の軽トラに車中泊ユーザーも熱い視線!? 市販化望む声多い「ハイゼット トラック」の特徴とは

■車中泊ユーザーも注目!? 市販化望む声も

　ダイハツ「ハイゼット」は軽商用車のなかでもベストセラーモデルで、累計生産台数750万台以上を誇ると言います。シリーズで展開される「ハイゼット トラック」は軽トラックとして用意されます。
　
　そんなハイゼット トラックですが、ダイハツが東京オートサロン2023に出展した「ハイゼットトラック ジャンボ エクステンド」は車中泊ユーザーにとっても「アツい」存在のようです。

　ダイハツは、2023年1月13日から3日間開催された「東京オートサロン2023」に5台のカスタマイズカーやコンセプトカーを展示しました。

　そのなかの1台、ハイゼットトラック ジャンボ エクステンド（以下ハイゼットエクステンド）はハイゼット トラックに設定されている、キャビン部が延長された「ジャンボ」仕様車をベースとしたコンセプトカーです。

　ボディはグレーに塗装され、テールからフロントバンパーまで赤いストライプが貼られているほか、ブロンズのレイズ製ホイールを装備し全体的に往年のレーシングカーのようなイメージとなっています。

　そんなハイゼットエクステンドの特徴は荷台にあります。

　軽トラックの特徴である荷台部にはキャノピーが取り付けられており、トラックではなく軽バンに近いスタイリングです。さらに、キャノピーが後部に向かってスライドする機構を持っており、最大の特徴と言えます。

　このスライド機構により、荷台部の空間が拡張。室内はハイゼット ジャンボの標準荷室長1500mmから1100mm延長され、最大2600mmを確保しています。

　そんなハイゼットエクステンドですが、公開されるとSNSなどでは多くのユーザーが興味持っている様子が投稿されていました。

「荷台伸びるの!?」「面白い！」「こういう発想、いいんじゃないですか」と斬新な発想について称賛の声が寄せられたほか、「車中泊するのにいいな」「これは売って欲しい！」「ソロ（キャンプ）に最強」「キャンプ地でスライドできたらノビノビできるから発売して欲しいかも」など、車中泊ユーザーからの注目を集めたようです。

　通常はハイゼットジャンボと変わらないボディを持ちながら、設営時はスライド機構により室内空間の拡張が可能という点が車中泊ユーザーにとって魅力であるとのこと。

　また、室内はフロアをフラットにするためのマットが敷かれており、荷台の拡張に合わせた形状のマットが配されていることから、車内で横になっても苦にならなそうな平らで柔らかい空間が一面に広がっています。

　さらに、キャノピー拡張部には横開きの小窓を設置。窓や網戸があればキャンプにも使えそうです。

　ダイハツの担当者は「休日に気軽にモータースポーツを楽しむことをコンセプトとし、モーターホームのようなイメージをもたせました」と説明していますが、意外なことに車中泊ユーザーにとっても魅力的なクルマのようです。

　市販化は現在未定だといいますが、ダイハツ担当者は「反響次第では（市販化について）検討する可能性もあります」と説明していることから、購入希望の声がさらにあがれば実際に販売される可能性もゼロではありません。

Comments

でも、お高いんでしょ? w

車中泊、車中泊と騒ぐがそんなに世の中の人は車で寝るのか？普段使いやすい車を買って、宿泊はちゃんとした宿泊施設に泊まる方が快適だわ。