新しい「Cクラス・ステーションワゴン」は「MRA」プラットフォームのアップデート版を採用!
メルセデス・ベンツを擁するダイムラーは、現在主力セダンである「Cクラス」の次期型を開発中だが、このほど派生モデルとなる「Cクラス・ステーションワゴン」の開発車両がカメラに捉えられた。
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スウェーデン北部の山中に現れた次期型のプロトタイプは、以前捕捉した「Cクラス・セダン」よりカモフラージュが厳重な状態。ヘッドライトにはダミーのコンポーネントが組み込まれ、フロントバンパーやDピラーなども完全に隠されていただけにディテールは不明だ。とはいえ、LEDテールライトはすでに市販型と思われ「Eクラス」を彷彿させる内側に絞られたデザインの一部が初めて露出している。
この次期Cクラスでは、新型「Sクラス」と同じ新世代のインパネレイアウトが採用。大型のインフォテインメントディスプレイがセンターコンソールに搭載され、タッチセンサー式コントロールとペアに。また、アウディのバーチャルコックピットに似たシステムも搭載されるという。ドライバーが手で仮想ボタンの一つにタッチすると拡大して表示、情報は30cm幅のフラットディスプレイに映し出され3Dマップ表示が可能となる。ただし、操作オプションを簡略化するためにジェスチャーコントロールの採用は見送られたようだ。
次期Cクラス・ステーションワゴンでは、セダンともども「MRA」プラットフォームのアップデート版を採用。ガソリン、ディーゼル、電動パワートレインに対応する。パワーユニットのラインアップはセダンと共有。48Vマイルドハイブリッドの「EQブースト」をメインとし、エントリーモデルには最高出力185psを発揮する1.5L直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドを用意。そのほかに最高出力192psの2L直列4気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドや、100kmのEV走行を可能にするという直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドが揃えられる可能性も高い。
なお、Cクラスファミリーはセダンが2021年初頭にワールドプレミア。その後は今回のステーションワゴンが続き、オールテレーン、クーペ、カブリオレなどが順次投入されていくと予想されている。
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