現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型軽EV&新型SUVがデビュー間近!? 電動化加速する三菱が決算資料で示した今後のラインナップとは

ここから本文です

新型軽EV&新型SUVがデビュー間近!? 電動化加速する三菱が決算資料で示した今後のラインナップとは

掲載 更新 4
新型軽EV&新型SUVがデビュー間近!? 電動化加速する三菱が決算資料で示した今後のラインナップとは

■軽乗用EVや新型「エアトレック」などを計画

 2022年1月31日、三菱が2021年度第3四半期(2021年4月から12月まで)の決算を発表しました。

【画像】東京オートサロンで世界初披露! 三菱「K-EVコンセプト Xスタイル」を画像でチェック(27枚)

 2021年度第3四半期の売上高は前年同期の9528億円から4633億円増の1兆4161億円、営業利益は前年同期のマイナス867億円から1426億円増の559億円(営業利益率3.9%)、当期純利益は前年同期のマイナス2440億円から2887億円増の447億円となりました。

 販売台数は、前年同期の56万9千台から11万8千台増えて68万7千台です。

 前年同期と台数を比べると、中国や欧州などで減ったものの、アセアン、豪州・ニュージーランド、北米、中南米、中東・アフリカなどの地域で30%以上伸び、グローバルではプラス21%という結果となりました。ちなみに日本はプラス6千台(プラス14%)です。

※ ※ ※

 今回の決算報告書では、最近の電動車に関する動きとともに、数年先のラインナップ拡充についても触れられています。

 最近の動きでは、新型「アウトランダーPHEV」が、日本で想定以上の立ち上がりを見せ、先行注文受付を始めた2021年10月28日から2022年1月20日までに9千台を受注したとのこと。

 また、東南アジア市場向けのミニバンとなる新型「エクスパンダ―」は、インドネシアで2021年11月から12月末にかけて1万台を受注したということです。

 今後に目を向けると、乗用EVは軽自動車の新型と、SUVの新型「エアトレック」の発売が計画されています。

 新型軽EVについては、2022年1月に開催されたカスタムカー見本市「東京オートサロン2022」でコンセプトカー「K-EVコンセプト Xスタイル」が世界初披露されました。

 取り回しがよく運転しやすいという軽自動車の魅力と、滑らかで力強い加速と静かで上質な乗り心地というEVの魅力に、先進の運転支援機能やコネクティッド機能を加えた、環境に配慮した新世代の軽EVといいます。

 アクティブなSUVテイストのスタイリングに、マットブルーのボディ色とルーフ色の2トーンカラーを組み合わせ、フロントバンパー、ボディサイド、リアゲートにはXのロゴがあしらわれています。

 このXは、軽ハイトワゴンにSUVテイストのスタイリングを掛け合わせたこと、さらにEVの魅力を掛け合わせたことを象徴しているということです。

 このコンセプトカーを基にした新型軽EVは、2022年度初頭の発売予定です。

 もうひとつ紹介されている新型「エアトレック」は、中国で販売されるSUVタイプのEVです。

 2021年11月、中国の「広州モーターショー2021」で、三菱の同国における生産・販売合弁会社である広汽三菱汽車有限公司(広汽三菱)が、新型エアトレックを世界初公開しました。

 コンセプトは、Electric(EVの電気)、Expanding(カーライフの拡張)、Expressive(三菱らしさの表現)という3つのキーワードからなる「“e”-cruising SUV」といい、これを基にデザイン。

 フロントフェイスの「ダイナミックシールド」やテールゲートの六角形モチーフに代表される一貫した三菱のデザインアイデンティティを取り入れ、機動力があり安定性が高い三菱自動車らしい走りを表現するスタイリングを実現しています。

 EVコンポーネントとしては、70kWhの大容量の駆動用バッテリーを搭載し、1充電あたりの航続距離は最大約520km(中国CLTC基準)を実現しています。

 このほか軽商用EVとして、「ミニキャブ・ミーブ」が2022年秋頃に再発売される予定です。

 ミニキャブ・ミーブは2011年12月8日に発売されたEVバンで、駆動用バッテリー容量10.5kWhのモデルと16.0kWhのモデルを設定。

 バン仕様に続きトラック仕様も登場しましたが、トラックは2017年に販売終了、バンも2021年に生産休止(一般販売休止)の状態となっていました。

 三菱は「足もとの法人需要を捉えながら脱炭素社会の実現に貢献」していくとしています。

こんな記事も読まれています

「丸」と「四角」で冷え方に差が出る? エアコンの吹き出し口の形って性能的にはどっちがいいの?
「丸」と「四角」で冷え方に差が出る? エアコンの吹き出し口の形って性能的にはどっちがいいの?
ベストカーWeb
STANLEY牧野任祐、SF初優勝で迎えるGT鈴鹿戦と改めて振り返る苦労「肩の荷がちょっと降りた」
STANLEY牧野任祐、SF初優勝で迎えるGT鈴鹿戦と改めて振り返る苦労「肩の荷がちょっと降りた」
AUTOSPORT web
選手権首位のヌービルが最速。WRCイタリアのシェイクダウンはヒョンデ1-2にオジエが続く
選手権首位のヌービルが最速。WRCイタリアのシェイクダウンはヒョンデ1-2にオジエが続く
AUTOSPORT web
序盤戦ラスト、スーパーGT第3戦鈴鹿のGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想
序盤戦ラスト、スーパーGT第3戦鈴鹿のGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想
AUTOSPORT web
横っ腹にロゴが入ってるとちょい嬉しかった……なぜ[ツイン]は大人気だったのか?
横っ腹にロゴが入ってるとちょい嬉しかった……なぜ[ツイン]は大人気だったのか?
ベストカーWeb
映画『バグダッド・カフェ』の「聖地」は現在復旧中! ルート66ファンならぜひとも観るべき名作です【ルート66旅_54】
映画『バグダッド・カフェ』の「聖地」は現在復旧中! ルート66ファンならぜひとも観るべき名作です【ルート66旅_54】
Auto Messe Web
王者ノルベルト・キスが圧巻のパーフェクト発進。両日ポールから4戦4勝の完全制覇/ETRC開幕戦
王者ノルベルト・キスが圧巻のパーフェクト発進。両日ポールから4戦4勝の完全制覇/ETRC開幕戦
AUTOSPORT web
スーパーGTスポーティングレギュレーションに小変更。GT300のサクセスウエイト上限値が50kgに
スーパーGTスポーティングレギュレーションに小変更。GT300のサクセスウエイト上限値が50kgに
AUTOSPORT web
四輪駆動の極上クーペ誕生! 最新 BMW M4 CSへ試乗 直6はCSLと同じ550ps 充足感が半端ない
四輪駆動の極上クーペ誕生! 最新 BMW M4 CSへ試乗 直6はCSLと同じ550ps 充足感が半端ない
AUTOCAR JAPAN
「ホンダ/無限」が「OAM2024」人気ブースコンテスト特別賞受賞!「Honda DNA」がしっかり来場者に伝わっていました
「ホンダ/無限」が「OAM2024」人気ブースコンテスト特別賞受賞!「Honda DNA」がしっかり来場者に伝わっていました
Auto Messe Web
バニャイヤ、課題のスプリントで今季初勝利。2位にマルク・マルケス|MotoGPイタリアGP
バニャイヤ、課題のスプリントで今季初勝利。2位にマルク・マルケス|MotoGPイタリアGP
motorsport.com 日本版
日産が「下請法違反勧告後も不適切な取引継続」報道に対する外部調査結果を公表
日産が「下請法違反勧告後も不適切な取引継続」報道に対する外部調査結果を公表
レスポンス
ミキティ、スマホでポチ買いした1400万超の「超高級車」を採点! 気になる点数は? 搭載される「斬新ド派手ドア」の開閉に「天才!」「未来的」の声も
ミキティ、スマホでポチ買いした1400万超の「超高級車」を採点! 気になる点数は? 搭載される「斬新ド派手ドア」の開閉に「天才!」「未来的」の声も
くるまのニュース
VWベストセラー商用車 新型「T7」トランスポーターは約620万円から ディーゼル、PHEV、EVを導入
VWベストセラー商用車 新型「T7」トランスポーターは約620万円から ディーゼル、PHEV、EVを導入
AUTOCAR JAPAN
ベントレーがワンちゃんの祭典をサポート!?「グッドウッド」ならぬ「グッドウッフ」で「ベンテイガ肉球フォトブース」とは?
ベントレーがワンちゃんの祭典をサポート!?「グッドウッド」ならぬ「グッドウッフ」で「ベンテイガ肉球フォトブース」とは?
Auto Messe Web
ピレリ、フェラーリと実施のF1タイヤテストに満足。冬場にできなった雨用タイヤの開発プログラムが前進
ピレリ、フェラーリと実施のF1タイヤテストに満足。冬場にできなった雨用タイヤの開発プログラムが前進
AUTOSPORT web
Moto2イタリア予選|ジョー・ロバーツが今季初ポール獲得。前戦ウイナーの小椋藍は12番手
Moto2イタリア予選|ジョー・ロバーツが今季初ポール獲得。前戦ウイナーの小椋藍は12番手
motorsport.com 日本版
【青山にレーシングカー出現】 アストン マーティン・ヴァンテージGT3 GTを戦う現役マシン
【青山にレーシングカー出現】 アストン マーティン・ヴァンテージGT3 GTを戦う現役マシン
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

4件
  • 今春発売予定の軽EVは東京オートサロンで発表済みだが、エアトレックは中国専売になるのか微妙である。

    東南アジア地域で人気を誇っているパジェロスポーツやエクスパンダーなどは、国内投入の様子も無い。

    新型アウトランダーが好調なんだから、もう少し下位クラスの買いやすいモデルの充実を検討して貰いたい。

    ミニバンもデリカだけでは心許ない。3列シートミニバンのエクスパンダーの国内投入を望む。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

194.3241.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.069.8万円

中古車を検索
エアトレックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

194.3241.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.069.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村