インテリアの質感の高さも新型マツダ3の特徴だ。そのドアトリムを製作しているのは、広島の南条装備工業というサプライヤーである。
南条装備は、1915年創業の老舗メーカーだ(南条商会として創業)。マツダ車やトヨタ車のインテリアを手がけている。
人とくるまのテクノロジー展横浜に、新型マツダ3をはじめとしたインテリアを展示していた。
日産デイズ&三菱eKワゴン/eKクロスの新型CVTの新技術。ガス軟窒化鋼板ダンパープレート
同社のドアトリムは、凹引き高精細表皮+NPM技術(Nanjo Prerss Molding)縦型成形機による射出圧縮成形によるもの。本物の革に近い高精細のシボの金型を作り、射出成形後、表皮の立体形状に合わせてミシンでステッチを入れたものである。つまり、2枚のシートを糸で縫い合わせたのではない。立体に沿って糸でステッチを入れることで革を糸で縫い合わせたものに近い質感を作り出しているのだ。この技術だと、熱で溶着するため、表皮が剥がれにくい内装トリムになるという。
同社製のドアトリムは、マツダ・アクセラ/アテンザ/ロードスター/CX-5/CX-8/CX-9などが採用している。
インテリアのパーツは、レクサス車にも採用されている。
同社は、触感の見える化・触感評価システムについても研究しているという。
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