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【クーペ調に】アウディA3セダン 2代目発表 マイルド・ハイブリッドに

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【クーペ調に】アウディA3セダン 2代目発表 マイルド・ハイブリッドに

新ゴルフと同じMQBプラットフォーム採用

text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)

【画像】A3セダン/A3スポーツバック どう違う?【比べる】 全72枚

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)


新しいアウディA3セダンは、近年その姿が明らかとなったA3スポーツバックと同等の技術を採用。マイルドハイブリッドに改良を受けたサスペンション、大きな刷新を受けるインテリアデザインも特徴となる。

2代目となるA3セダンは、先代のアップデート版といえるが、よりクーペ風の見た目を獲得した。英国の場合、セダンはA3全体の販売量で20%を占める程度ながら、中国市場などでは人気が高い。

BMW 2シリーズ・グランクーペや、メルセデス・ベンツAクラス・セダンなどの展開も、それを受けてのこと。

トランクリッドの付くA3は、先代より長く広く、全高も高くなる。前席の頭上空間は2cm広がり、肘周りにもゆとりが生まれる。荷室容量は、425Lと変わりない。

ベースとするのは、新フォルクスワーゲン・ゴルフも採用するMQBプラットフォーム。先代より軽量で、剛性も高いという。

A3セダンとしては初めて、15灯のLEDで構成されるデジタルデイタイム・ランニングライトを獲得。特定グレードに応じて、ライト周りには個別のデザインが与えられる。

リアエンドの位置が高くなり、大きなディフューザーを備えたことで、空力特性も先代より向上。Cd値は0.04向上し、0.25となっている。フロントグリルの背後には電動で動作するルーバーが備わり、必要に応じて気流を調整。空力性能にも貢献している。

マイルドHVと新ハンドリング技術も搭載

エンジンで注目すべきは、150psの1.5LのTFSIガソリンユニットで、電圧48Vのマイルドハイブリッドを採用する。新しいA3スポーツバックで初導入されたものと同じ。トランスミッションは7速デュアルクラッチAT、Sトロニックが組み合わされる。

減速時には16ps分のエネルギーを回収でき、最大で5.1kg-mのトルクでエンジンをサポート。負荷の小さいコースティング時には、最大40秒間、エンジンを停止することも可能だという。それにより燃費は10%改善し、CO2の排出量は107g/kmに抑えている。

発売時には、ほかに2種類のパワートレインが用意される。同じ150psのガソリンエンジンに6速MTの仕様と、150psの2.0L TDディーゼルIエンジンに7速デュアルクラッチATの仕様だ。

追って、115psの2.0L TDIディーゼルと、109psの3気筒1.0L TFSIガソリンも追加になる予定。3気筒ガソリンにも電圧48Vのマイルドハイブリッドと、デュアルクラッチATが組み合わされる。また、プラグイン・ハイブリッドも計画されている。

アウディによれば、新しいセダンは初代よりも「正確なタッチ」を獲得するという。すべてのコンポーネント間を相互制御する、集中ダイナミック・ハンドリング・システムが、そのカギを握る。

サスペンションは、標準のほかにオプションでスポーツサスペンションと、アダプティブダンパーも選択が可能。ボディロールを抑え、ハンドリングを向上させる。

インテリアデザインも大きく進化

アウディ・ファンにとって大きな違いはインテリア。センターコンソールのロータリー・コントローラーを含め、物理的なボタンを大きく減らしている。新しいスポーツバックも同様だ。

ダッシュボード中央では、10.1インチのインフォテインメント用モニターが存在感を放つ。ドライバーの正面には、10.25インチのモニターによるデジタルメーターが据えられる。

センターモニターはややドライバー向きに角度が付き、エアコンの温度調整はダイヤルではなく、ボタンで行う。デュアルクラッチAT車の場合、光沢ブラック仕上げのパネルに伸びる、シフトレバーも新しい。

インフォテインメント・システムとしては、第3世代のMMIナビゲーション・プラスを実装し、以前の10倍の能力を持つコンピューターによって処理される。ユーザーは6名まで登録でき、WiFiホットスポット機能に、音声認識機能も搭載する。

例えば近くの美味しいイタリアンレストランへ、音声で訪ね、ナビで案内してもらうことも可能だ。アップル・カープレイとアンドロイド・オートに加え、アマゾン・アレクサの音声アシスタントにも追って対応するという。

英国では、2020年7月からの納車開始が予定されているが、価格はまだ未定。ちなみにドイツの場合、3気筒の30 TFSIで27700ユーロ(324万円)からとなっている。

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